第12話 ジャイ ンの法則
題名を気にすると負けです。
貴方は、ジャイ ンを知っているだろうか?
あのドラ もんに出てくる主人公をいじめる大男である。
時に、その性格から抜け、優しい一面を見せ、友情を第一にと考える思考も持つ人物である。
…、さてここまからが本題だ。
だれもがこの言葉を知っているはずだ。
お前、俺のものは、俺のもの。
この強欲な言葉は、僕の学校でも知れ渡っている。
もう、感づいている人もいるだろう…。
「つうわけだ、俺様は、ありがたく、お前の彼女、嫌々ながらお前に付き合わされている千代島さんを、俺様の彼女にさせてもらうっつうわけだ。うれしいだろ?なぁ?そりゃ〜そうだよなぁ〜だって、お前は、ザコキャラなんだもんなぁ〜ひゃははっ!!!」
相変わらず、うざったらしい…。
最初は、無視をしていたこのジャイ ンモドキにも、そろそろうんざりしてきたところだ。
「さらに、千代島さんは、お前と別れるのを惜しんでなかったぜぇ〜ひっひっひっ、愛そうつかされたなぁ〜はははっ!」
黙れス オ。
「てめぇ!チャームポイントのネを外すんじゃねぇ!」
ス オに、一発蹴られる。
さらに、みぞうちか。
少しはいった。
「おい、さっさとこいつを移動させっぞ!」
指揮官は…やはり、ジャイ ンか。
ジャイ はどした〜お前の妹どした〜?
僕は、腕を後ろに縄で締め付けられ、文字通り、つかまっている。
「ちょっと、待ってください」
そこに、図書委員長もとい、桜咲さんが登場する。
そもそも、ここは公共(あくまで生徒的意味での)場、廊下でございますので、そんな騒ぐと、周りも騒ぎ声が聞こえるわけでございます。
だとしても、A、B、C棟と言って、3つに分断された校舎、そしてここの仮にC棟は、一階から3階まであるにしても、職員室がないため、別名 生徒群棟とも呼ばれている。
よく、サボる人なども、此処を活用したりするわけだ。
というか、桜咲さん、貴方は確か…B棟では?なぜここで騒いでいるとわかったのです?
「生徒会執行部、会長の名に命じます。即刻 彼、柳 美琴君を解放してあげないさい」
「会長!?」
僕は、真に驚く。
会長だったんすか!
そもそも、ここの学校の会長と言うのも、容易く多数決で決まるものではない。
教師からの評価、生徒会執行部としてのプライドがあるか否か。
など、様々な点から、最も栄光に輝かしい人を選抜し、学校の中から一人、選ばれる。
それが、生徒会執行部、会長。
別名、生徒裁判官とも呼ばれ、校内の生徒であれば、命令一つで、即動かなければ、生徒会執行部より、とんでもないことが…。
と、前に噂を耳にしたことがある。
「ええ、私が、生徒会執行部、会長 桜咲 歩です。以後、改めてお見知り置きを」
彼女は、縄を解かれた僕に対し、こうの述べ、手を差し出す。
それは、起き上がるのを手伝うことと、生徒会執行部 会長として、改めての挨拶なのだろう。
上品にもきれいな手に、僕の手を置く。
それに対して、彼女は握り、僕をおきあがらせる。
以外と力があることを、此処に記す。
「ウっ…聞いてねぇ!なんで執行部会長がこんなところに!?」
「会長とて、忙しい身のはず…と思いましたの?そうでもありませんよ、ざっと3000ページ分の仕事をしているだけです」
それは、だけ とは言わないと思う。
…だが、こんなことを言えば、少し面倒なので、あえて口には出さなかった。
会長基、桜咲さんに助けてもらった僕。
この後に、やられることを想定すれば、救出してもらえたことは、感謝すべきだろう。
しかし、今日あの人にさらわれた後に、僕は咲蘭歩と会っていなかった。
「咲蘭歩どこにいるのかな」
なんて独り言ももらしつつあった。
(−−− 水鳥乃学園 1年3組教室 −−−)
水鳥乃学園は、1年が3組、2年が2組、3年が3組という構成だ。
もっとも、一クラスの人数が、ざっと40人くらいいるわけだ。
私立なだけあって、教室も広い。
そのため、60人ぐらいいても、80人ぐらいいても、空きが出るぐらいだ。
今は、3時間目。
僕はいつも通り、寝ていた。
「くぅ…くぅ…」
多少いびきをかきながら寝ていたため、担任の先生にばれた。
「さぁ起きて、柳君授業サボっちゃだ〜め」
「ん・・・んあ〜…」
欠伸を漏らし、少し体を起して、数秒で目が覚める。
「すんません、いい天気なので、つい睡魔に襲われました。」
「そうですか、でも、授業はちゃんと聞いてくださいね?」
僕は、頷いた。
すると、薫人が笑う。
小声で、だっせ と言われたことが妙に腹立たしかった。




