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約束

「あの…こういう事に慣れていないので…

真面目にお返事考えて来ました!

正直僕のどこを気に入って頂いたのか分かりませんし、あなたはとても可愛い女の子ですが僕は

あなたのことを全く知らないです。

まずは、お友達から始めませんか?」


我ながら良い返事だと思う。

昨夜、暗記しながら何回も練習したからなぁ。


彼女の反応は…


「分かりました。そうですよね。それじゃ

一度二人で何処かへ遊びに行きませんか?

ずっとSNSでは味気ないし…」


「そうですね!じゃあ今週末はどうですか?

予定ありますか?」


手帳を開いて確認している彼女を何気なく見つめるとやっぱり可愛い。


土曜日はダメだけど日曜日なら空いているらしく

会う約束をして僕らは店を出た。


駅に向かう彼女を見送ったあと、僕は初デートに際して新しいスニーカーを買いにスポーツ店へ寄ることにした。少し大人っぽい彼女に合わせて僕も大人っぽく…は無理そうなのでせめて清潔感を出そうという作戦だ。


彼女ならどの色が好みだろうか?赤かなぁ?


頭の中は今週末のことでいっぱいで勉強も手に付かないだろうなぁ!いつも付かないけど…と

まるで大好きなアイドルのチケット先行予約に当選したように高揚する気持ちを抑えられない自分に気づいていないフリをした。


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