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Rockな生き方

僕らは近くのファミレスに入った。

春奈さんは黒のTシャツにダメージジーンズで

ここからお店のドレス姿は連想できない。

お腹が空いたまま話すのも良くないど思って

僕らは食事を済ませた。


結衣のお姉ちゃんと二人でファミレス…

キャパ嬢と二人で同伴でもなくファミレス…

僕を釘付けにしたギタリストと二人でファミレス…


どれも想定外の出来事でまだ現実に思考が追いつかない。


「ご馳走様でした。宮田くん、今日は本当にありがとう!」


「今日は…色々あって正直誘ってもらって良かったです。このまま帰ってもきっと朝まで考えちゃうだろうし…」


「タメだし敬語を使うのは私もやめるね。

何から話していいか…まずは結衣のことだね!

結衣はね…宮田くんのこと、本当に好きなんだよ!」


その後、姉妹のことを春奈さんから色々聞いた。


春奈さんは学校の近くに部屋を借りて結衣とは離れて住んでいること、夜の仕事のことは結衣はもちろん家族は知らなくて自分と出会う少し前に始めたこと、僕の事は部屋に遊びに来た結衣からスマホの写真を見せられて知ったこと…。


「結衣はあなたとのこと、本当に楽しそうに話すよ。結衣はあなたのこと好きになったきっかけはね…」


その春奈さんの言葉を遮るように僕は


「うん。分かってる。付き合ってまだ日が浅いかもしれないけど少しは分かってるつもり。

結衣とのことは春奈さんとここで話すよりも明日、直接本人と話すよ。」


春奈さんは目をつぶって一度大きく頷いた。


「あたし、やってるのはロックだけど生き方はまだロックじゃないかもね。」


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