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出会い

彼女の名前は加藤結衣かとうゆいと言うらしく

一度会っただけの印象だが、ストレートロングにハッキリした顔立ちで艶のあるピンクのリップがよく似合っていた。


手紙にあったSNSのアドレスから連絡をしてみると…


突然の手紙で驚かれたと思います。お許しください。そして一度会って話して頂けませんか?とすぐに返信が来た。


自分をどこで知ってくれたのだろうか?

とにかく会って話を聞いてみたい。

僕は喜んでOKした。


仲の良い女の子はいても付き合ったことはない自分にとって、こんな手紙をもらえたのは初めてで、しかもすごく可愛い子だった。


何をしても手につかず、ドキドキしたり、ワクワクしてみたり…


約束した日までの時間、結衣と連絡したメッセージを見返してはため息が出た。待ち遠しくてなかなか眠れない日が続いた。


ようやくその日になり、地下鉄の駅から地上に

上がり、結衣ちゃんの待つカフェに向かうことにした。


六月なのに雨が少なく、綺麗な夕焼けを見ながら四条の橋を渡った。


「もうすぐあの娘に会える。」


期待に胸が高鳴る反面、

自分に自信が無いせいなのだろうか…


「すみません。人違いでした!」

なんてオチが待ってるんじゃないか?


でもそれは話してみるまで分からない。

僕は真剣でも他人から見ればつまらないだろう自問自答の末、カフェにたどり着いた。


奥の方の席にあの娘の姿を見つけた。


「お待たせしました。この間は手紙ありがとう。」


そう言って 僕が向かいの席に座ると彼女は恥ずかしそうに「いきなりなんですが、お付き合いされている方はいるんですか?」と僕に問いかけてきた。


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