表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/134

迫力

ライブハウス…かと思ったがどうやら貸切のスタジオ…ライブスペースのようだ。

でも沢山お客さんが入って盛況のようだ。


僕らはチケットを渡すと、カウンターでドリンクを注文してしばらく飲みながらステージを見つめた。


数曲が終わったのかメンバー紹介になり、


〝リードギター YUMA〟


と紹介されたライダースジャケットにバンダナを

巻いた女性は…


春奈…さん?


あの時も物静かな佇まいに似合わない印象的な瞳だったが、力強いギターの音に負けないまるで炎を内包した瞳のステージの上の女性は間違いなく春奈さんである。



〝次の曲行きます!NITROナイトロ!〟


迫力のあるサウンドに僕は圧倒された。

何よりも彼女のしなやかな腕がネックを突き上げたかと思うと、コードを押さえる白く長い指に

目を奪われる。





…ライブは終了しても僕は動けなかった。

春奈さんのギターの音にしばし魅了されていた。


お客さんがスタジオからほとんど引き揚げていた。トモヤが「俺達も行こうぜ」と言うので

僕はドアを開けて階段を上がって行く。


階段の途中に踊り場というか中二階がある。

そこに一人の女の子が立っていた。


見覚えのある長い髪。僕は目を大きく見開いた。


結衣…!


更に僕はパニックに陥った…結衣が着ていたのは




高校の制服!?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ