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優しい夜

「うん。今日は遅いからベッドで寝てもらって、僕は布団を下に敷いて寝るよ。心配しないでね。

じゃあ、おやすみなさい。」とりあえず結衣に連絡をした。結衣から優花さんに連絡してくれるらしい。


おにぎりを握ってから僕はお風呂を入れに行った。結真はベッドで壁を向いて寝ている。

僕がお風呂場から戻ると「…ょう」「え?」「翔!」「何?」「…みしい」「何?聞こえないよ」「さ・み・し・い!」


僕は少し微笑んで「はいはい!」と結真の元に歩み寄った。

結真は手招きのジェスチャーをする。

僕は結真を背中から抱きしめる。夜の静けさもあって結真の鼓動が伝わってくる。

「…ゴメンな。」結真が呟く。「いいんだよ。」笑って僕も呟いた。


「おにぎり食べなよ。後、お風呂沸かしてるから入ってね。」「あたしのほうが女なんだけどなぁ…」二人で笑った。



雪は今日のライブを思い出していた。

まだふわふわした感覚が全身に残る。


自分が全身全霊を出すことが出来るあの場所にまた戻りたい。でもお店を放り出してまでは行けない。


翔の顔が頭に浮かぶ。きっとギターの音が変わってきたことやあんな風に演奏出来たのは翔のおかげだと雪は思った。


翔を愛している…でも…


雪の自問自答は続いた…

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