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飲み会にて

そして飲み会の日、僕は結衣と連絡は取ったが、

トモヤやみんなと夜集まることは言わなかった。


トモヤはテニスサークルに所属しているので先輩達も何人か来る予定だ。


ちなみに飲み会と言っても、自分達はまだ未成年なので飲むのは先輩達だけ。

我が校は風紀には結構うるさくて、サークルなどにも学生課から定期的に聞き取りがあるらしい。


男女混合の飲み会だが、決して合コンではない。


次々と料理がテーブルに並べられて、ウーロン茶を手に乾杯から大好きな唐揚げに手を伸ばした。


で、結局話す事はいつもの談話室でのようなことである。僕は食べることに集中して適当に相槌を打っていた。


帰りにトモヤが、


「今日、先輩がキャバクラ行こうって言ってるけど

お前行かない?」


「行かない。帰ります。」


合コンへ行くことを心配する彼女がいるのに、

キャバクラへ行く奴は人間のクズである。


「お前が来ないと先輩と二人きりになっちゃうんだ よ。三人だと女の子とも盛り上がるしさ。

先輩が今日、スロットで勝ったから奢るってさ。

なあ。頼むよ。この通り。」


トモヤからこんなにお願いされると断り辛い。

でも結衣が…


「分かったよ。でもお前も分かってるだろう。

俺、付き合い始めたところなんだよ。

本当に付き添いだけだからな。俺は何もしないからな。」


「ありがと。分かってますよ!先輩。コイツと三人で行きましょう。」


そして僕は足取り重く、二人について行くことになった。









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