表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

とある女の返事

作者: 留岡-トメオカ-


言ったら、

「そんな人やめときなよ。」

「幸せになれるわけない。」

「辛くなるだけ。」

と、言われそうだから、言わない。



綺麗な招待状が届いた。

あの子の好きな可愛いキャラクターが

金色であしらわれた綺麗な招待状。

もちろん出席を丸で囲む。


久しぶりに会う懐かしい面々。

思い出話に花が咲く。

現状報告をする。

将来に夢を膨らませる。


過去の話、今の話、未来の話。


「良い人はいないの?」

良い人はいる。でも、どうともならない。

どうともできない。

奪うことでしか手に入れられない。

だから、

言えない。


言ったら、

「人生一度きりだよ。」

「幸せになりたいんでしょ。」

「なにもせずに後悔するの。」

と、背中を押してくれる?


こんな所で、私は、押せない。

だから返事は

「そうね、いないわ。」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ