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アンチノミーを越えて  作者: 朽無鶸
1. 生まれた僕らは死なねばならない。
3/48

何が言いたいのか分からない

僕らは言葉の奴隷だけれど言葉に出来ないことがある。

(2)何が言いたいのか分からない



風が荒む日々が過ぎて

散るものは散り命も散り

別れだとか出会いだとか

取り敢えず名を付ける日々


変わらない日々が来る

と言いつつ毎日変わる生

喜びや哀しみは虚しいばかり

何が言いたいのか分からない


よく言われるよ

すべては雰囲気

その時次第

でも何と無く

だからそれが全てさ


生きているよ

星みたいに太陽みたいに

自ら輝くことはなくても

見えなくたって僕はいるよ




雨が地を洗い流して

全てを無に帰したって

そこには何かが残る

そこには何かが有る


終わらない日々が過ぎ

と言いつつ姿を見せる死

怒りや楽しみは空しいばかり

何が言いたいのか分からない


よく笑われる

全ては勢い

その場しのぎ

でも何と無く

だからそれが全てさ


生きているよ

月みたいに地球みたいに

照らされることはなくても

見えなくたって僕はいるよ




目の前に起こることに

拘る意味はどこにある

虚無が僕らを襲うなら

迎えてやれ

歌を歌って迎えてやれ




生きているよ

空みたいに星座みたいに

生きているよ

そこに僕はいるよ


結局何が言いたいかは自分でも分かっていない。

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