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アンチノミーを越えて  作者: 朽無鶸
1. 生まれた僕らは死なねばならない。
2/48

別れと僕

別れと僕。


踏切を挟んで君との別れ。

焦った針が僕らを呼んでいる

悲鳴の様な音が耳に劈く

遮るように未来の話を語った

自信なさげに口元を汚しながら


思うようにはいかないことばかり

困難があまりに多過ぎた

また一つそれを増やしたのは僕で

君を置いて家に帰る支度をした


映画のような言葉が浮かばず

涙を零す君を抱き締めた

上手に上手に笑顔を浮かべて手を振った


生きることを与えられた僕達にどうか救いを

生きることを与えられた僕達にどうか救いを




嘘にはしたくないからと

ここまで走ってきたんだ

君が見てくれた僕はきっと

偽り無く僕の望む姿だった


幾度もの別れに襲われたが

その度君への想いが強くなった

滑稽なものだ人生というのは

それで笑えないから困るんだ


君にかけた言葉が頭に響く

過去の自分に指を指されたが

上手に上手に笑顔を浮かべて手を振った


生きることを強いてきた世界にどうか報いを

生きることを強いてきた世界にどうか報いを





自分対世界の様相

変わり映えの無い今日

雨の中を照らす太陽

日照雨さながら物語の第四章


生きることを与えられた僕達にどうか救いを

生きることを強いてきた世界にどうか報いを

生きることを叫んでいる君にどうか未来を

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