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RAUHA  作者: KEI
C国民族デモ By如月礼二
8/30

C国民族デモ その4

<前回までのあらすじ>


卯月遥、絶体絶命のピンチ。

私は幼馴染み失格かもしれません。

自分のとった選択肢で遥を、大切な遥を殺してしまいましたから。


軍はその場から撤退するつもりは一ミリもありません。

こういう事態に陥ったとき、我々インターナショナルフォースでは兵士の命を助けるという選択肢はとらず、


見殺しにする


ということです。



私だけでは何もできないし上様から何を言われるかいつもより恐怖を感じました。こんな時に私の嫌なあの方の言葉が頭をよぎりました。


「あんた上様、上様って何なの?そういうとこ直すべきなんじゃないの?」



ピンチの時ってなぜか嫌な言葉しか出ないものですね。よりによってミランダ少尉に逆ギレされた時の言葉だなんて


「まったく私という人間は思ったよりダメな奴なんですね。」


私はそうつぶやくと、スーツの内ポケットから2丁拳銃を取り出し男に全ての怒りと憎しみをぶつけるべく、ただ独りジリジリと詰め寄る大勢の仲間の中を掻き分けて遥と男のもとへ突撃しました。


「おっ、おい、如月!!」「礼二!!」「堅物眼鏡!!」


知り合いの声も、たった今着いたであろうロカルノ軍曹とラウハ大尉の声も私には届かないほどその時の私にはまったく別人がいるようでした。


「くっ、来るなーーー!!!!!」


「れいじぃー!!」


「俺の………俺の幼馴染みを返せ。」


その瞬間、男の手は震えながら遥に向けていた銃は引き金を思いっきり引き、誰よりも大切な私の幼馴染みは毒々しい血を辺りに散らし、21年の人生を終わらせたのでした。


しばらくの間、辺りは沈黙に包まれ遂に第3班の班長らしき人が



「………っ、と、突撃!!!!!!」


と叫ぶと軍人は一斉に男とまわりでただ呆然とする少数民族の人々を逮捕、銃殺していきました。

私は膝からその場に崩れ落ち、まわりが何も見えなくなりました。


私が私がただその場の感情に身を委ね、人を、しかも大事な人を自分で殺してしまった………

頭の中には自分の選択肢に後悔の言葉しか浮かびませんでした。


「礼二、こっから逃げるぞ。」

人の死に顔色ひとつ変えないラウハ大尉の命令を聞けずにいました。


「大丈夫。卯月さんの身は私達が連れ出して来ますから。」

息を切らしながら、ペトラさんとミランダ少尉は私に気を使ってくれたのかそういうと人ゴミの中へ入っていきました。

閲覧ありがとうございます。


正直、作者自身この回は書きたくなかったです。でも、書かないと話は進まないし、読者のみなさんにメッセージは伝わらない。


自分の行動で自分自身が築き上げてきた名誉やプライド、大切な人を無くした瞬間ってどんな感じなのか私にはよく分かるようで分からない、あいまいなものです。


今ニュースでよく話題になる犯罪に当てはまることではないかと思います。狂った精神的な疲労は最終的に行くのはやはり憎しみ、でも憎しみは何も解決しない、それどころか新たな憎しみを生み、戦争やデモ、犯罪へつながってってしまう…………


まだ学生の私が言うような内容ではないかもしれませんが、この「RAUHA」が生まれたのは現代社会へ私の思いを伝える為なのだとまだ話は半分も終わってませんがお話しておこうと思います。



本当に今回は重い回です。先の話をすればまだこのような出来事があります。


引き続き更新を楽しみしていて下さい。このお話が終わるまで精一杯自分の心と闘いながら書いていきます。

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