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RAUHA  作者: KEI
平和を背負って Byラウハ=ヴェイトネン
27/30

自分の意志を

<前回までのあらすじ>



ラウハ、インターナショナルフォース辞めるって。




早速手続きのため、礼二と金さんの仕事場、事務室に行く。

他にも事務員はいるが、階級的に礼二や金さんたち曹長は事務員の二番手に値する。

他の事務員の視線には目を合わせず、二人の指示にしたがって自分はパソコンを操作する。何だかんだで手続き完了まであと二日はかかるそうだ。

夕食はパンひとつとまろやかなコーンスープを口にし部屋に戻って少しずつここを出る支度を始める。

あっ、ミランダの奴、また部屋散らかして……

自分の荷物の整頓を始めたがいつの間にかミランダが出したごみを片していた。待てよ、ミランダあの時。

自分は大事な人の存在を忘れていた。十年近い友達付き合いをしてるミランダがどう思っているのか自分はまだ聞いていない。

作業の手が止まる。すると部屋にミランダが入ってきた。

「あぁ、悪い悪い。」

平謝りをする。いつもなら帰ってくると思いっきりベッドにダイブするミランダは二段ベッドの下の段に腰かける。やはり最初に発する言葉は予測できた。

「本当にここ辞めちゃうの?」

作業を止めて自分もミランダの隣に腰かける。こうしたのは十三才、はじめて二人が会った日以来だ。

「あぁ。」

軽く返事した。誰よりも信頼する大事な友人の前で何故かまともな話が出来ない。するとミランダは自分が思ってもなかった事を言った。

「私はラウハがここインターナショナルフォースを辞めることには賛成するわ。だってラウハが自分の意志で選んだんでしょ?もう暗殺将校と呼ばれたラウハ=ヴェイトネンはいない。今ここにいるのは真の平和を世界にもたらしたいと願う[平和]の名を持つラウハ=ヴェイトネン。新たなラウハが生まれた事を心から祝福するよ。」


何も言わなかったが絶体反対してるだろうと思っていた。でもミランダは自分の意志を尊重し応援してくれると言ってくれたのだ。感動のあまり、泣きそうになる。

「あぁ、泣いてる。」

ミランダが笑いながらハンカチを渡す。そして自分はすぐさま涙の蛇口をとめた。

この二人はもう一週間ほどで、それぞれの道へ進む。

こんなちょっとした出来事が一番楽しかった。

閲覧ありがとうございます。

残すところ後四話です。


「だってラウハが自分の意志で選んだんでしょ?もう暗殺将校と呼ばれたラウハ=ヴェイトネンはいない。今ここにいるのは真の平和を世界にもたらしたいと願う[平和]の名を持つラウハ=ヴェイトネン。新たなラウハが生まれた事を心から祝福するよ。」


一応これミランダの名言です。


次回以降遂に上層部にラウハが辞職を報告します。

上層部の反応にも注目です。

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