仕事 その1
<前回までのあらすじ>
礼二と作者が泣く。
「礼二が泣いたのにはビックリしたよ。軍人って感情表現少ない人多いからね…………」
礼二はまだ葬儀の部屋にいるが一足早く退出した私はとなりにいたラウハに言った。返事は何も帰ってこなかったけど。
部屋に戻ると、ドアをノックする音がして、ラウハが出ると金先輩がいた。金先輩は私を呼呼んでいる。何かと聞くと今回のデモで犠牲になった軍人の遺留品の整理を手伝って欲しいとのことだった。今着ている喪服のままは嫌だから、私はお気に入りのダークグリーンのパーカーを羽織って、金先輩のもとへ行った。
「さぁ、行きましょうか。」
すたすたはや歩きする金先輩に私はただついていった。
「だいたいなんで私何ですか?片付けできないこと分かってますよね?」
私の話に金先輩は、
「それでもあなた、武器管理責任者でしょ?別に私は部屋に入って片付けに手伝えとは言ってないわ。」
と、返事して、大きな観音開きの扉の前で止まった。そこは私が行き慣れた武器管理倉庫前だった。
「あなたには今ここにある犠牲者の銃を分解して、使える使えないものを分けて欲しいの、今度新人が入るから今使える銃の数を把握しておきたいの。そうすれば余計なお金かけずにすむから。」
といって、持っていたリストを私に渡し、後はよろしくと言わんばかりにその場を去っていった。
面倒臭っ、と思いながら私はいつも通りカードキーで倉庫を開けて早速その銃を探す。私しかここに入れないはずなのに第3班の人達がいた。班長がこちらにやって来て敬礼。私も敬礼。階級だと班長の方が上だけど私ここの管理人だからここなら偉くなれるのだ。
「ミランダ主任、ご苦労様です。我々第3班、主任のお手伝いに参りました。」
班長はこう私に告げた。正直嬉しいけど隊員一人死んでるのに切り替え早すぎだろと思った。でもやはりこう別のことをして気持ちを和らげたいんだと考えて解体と組み立てを手伝ってもらった。もちろん部品は私の目で全てチェックするため、作業は四時間以上経過したがいっこうに終わらない。何人かは寝ていたので、起きてる人で毛布を運び、ここで一夜をあかしてまた明日もやることにした。
閲覧ありがとうございます。
このミランダの部品は起承転結でいう転の部分です。結構ここが一番長いです。今回はしばらくはデモ後の普通の生活を書いていく予定です。ちなみにラウハ、ミランダ達はインターナショナルフォース陸軍です。
今日は第10班の人達の互いの呼び方を書いておきましょう。
<ラウハ>
基本、名前を呼び捨て。歳、階級が上な場合はさん付け。ただし第10班員は全員呼び捨て。
<ミランダ>
歳上は先輩。それ以外は名前を呼び捨て。
<礼二>
上の人間には下の名前と階級、または上様。階級が下の人は、さん付けか名前と階級。卯月遥は遥。
<金麗>
誰でもあなた。
<ペトラ>
誰でもさん付け。
<ロカルノ>
礼二のことだけ「堅物眼鏡」それ以外は名前と階級。




