暗殺者(アサシン)
少女が泣いている。
少女の親はこの世にいない。いや今さっき目の前で亡くなった。 哀れな少女に「一緒に行こう。」と手を差し伸べたものがいる。少女は自分に差し伸べられた手を握り泣きじゃくった。
だが、その手に温もりなど一切無かった。
「おい、デニーロ。知ってるか?」
日の光が穏やかで暖かいガラス張りの施設の窓際でデニーロと呼ばれた男は友人アンドリューに向かって何かあったのか目が泳いでいだり、しょっちゅう唾を飲んだりソワソワした素振りをみせる。
「どうしたんだよ、落ち着け。お前らしくないぞ。」
アンドリューは言うがデニーロは相変わらずソワソワしている。
「だって、第七班員がやられたんだろ。俺らの班と仲良かったじゃん。だって敵にやられたからあぁ…………」
だって、だってと繰り返すデニーロ。それをあきれた感じでアンドリューはこう告げた。
「デニーロ知らないのか?教えてやるよ。我軍が誇る暗殺者を……」
話を始めようとしたその時、アンドリューの視線の先には20代半ばほどであろう三人組がいた。三人組は険しい表情をしてこちらに向かってくる。まるで彼らに向かってにらみつけるかのような厳しい目付きで。アンドリューは「やばっ」とあからさまにわかる顔をして声の大きさを変えて話を続ける。
「真ん中にいる金髪美女が我軍が誇る暗殺者ラウハ=ヴェイトネン大尉だ。大尉は敵味方関係なく人を撃つ。だから暗殺将校なんていうあだ名があるんだ。」
敵にやられたと勘違いしソワソワしていたデニーロは彼女達の仕業と知りぽかーんと口を開いている。しかし、アンドリューが今度はソワソワしている。そんな変な態度のふたりをよそに暗殺将校率いる三人組は通りすぎていった。
みなさん初めまして。閲覧ありがとうございます。
ラウハを小説という形で発表できてとても嬉しく思ってます。
・初めて書いたものなので至らない点が多い
・更新が不定期になってしまう
・作者の考え方、概念に基づいて書いているため、あなたの考えと一致しないことがある
かもしれませんがよろしくお願いします。
追記:作者さんが至らないと思ったもの、あとから必要だと思った場合、小説本文及び後書きを書きかえさせていただきます。




