真っ白なおにぎり(200文字小説)
真っ白なおにぎり。
海苔が巻かれていないので、指にくっつく。
お米のごはんは久しぶりだ。
一口頬張る。
美味しい! 塩加減が絶妙だ。
中身は何も入っていない。
塩味だけのおにぎり…。
家が流された。
コンビニも壊れた。
周りの人たちは親切だけれど、親切だけではお腹はふくれない。
湯気がたつ発泡スチロールのお椀。
一口すする。
美味しい! 温かい…。
ワカメだけの味噌汁。
電気が停まった…。
水も出ない…。
だけど頑張って生きていく。
真っ白なおにぎり。
海苔が巻かれていないので、指にくっつく。
お米のごはんは久しぶりだ。
一口頬張る。
美味しい! 塩加減が絶妙だ。
中身は何も入っていない。
塩味だけのおにぎり…。
家が流された。
コンビニも壊れた。
周りの人たちは親切だけれど、親切だけではお腹はふくれない。
湯気がたつ発泡スチロールのお椀。
一口すする。
美味しい! 温かい…。
ワカメだけの味噌汁。
電気が停まった…。
水も出ない…。
だけど頑張って生きていく。
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