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200文字小説集

真っ白なおにぎり(200文字小説)

作者: 日下部良介

真っ白なおにぎり。

海苔が巻かれていないので、指にくっつく。


お米のごはんは久しぶりだ。

一口頬張る。

美味しい! 塩加減が絶妙だ。

中身は何も入っていない。

塩味だけのおにぎり…。


家が流された。

コンビニも壊れた。

周りの人たちは親切だけれど、親切だけではお腹はふくれない。



湯気がたつ発泡スチロールのお椀。

一口すする。

美味しい! 温かい…。

ワカメだけの味噌汁。


電気が停まった…。

水も出ない…。



だけど頑張って生きていく。


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― 新着の感想 ―
[一言]  拝読しました。主人公達が震災を乗り越えて幸せになってほしいなと思いました。面白かったです。塩味だけのおにぎりでは物足りないだろうと思うので物資が早く配給されることを望んでいます。震災の現場…
[一言] 抹茶さんから流れ着いて読ませていただきました。 初めての方にこんな事を云うのは不躾と承知で感想を書かせて頂きます。 被災地の方を思えば思うほど、「200文字小説のネタ」にするのには相応しくな…
2011/04/18 03:53 退会済み
管理
[一言] 被災地では、こういった感情を持った人がたくさんいるんでしょうね。 協力するところが日本の良さなので、あきらめずにがんばってほしいですね。 僕も出来るだけ募金をしようと思います。 一刻も…
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