学園入学
「この辺りで地面から出没した不審者を探しているのですが、何か心あたりはありませんか?」
?!さっきまではいなかったはずた。
いや、それよりも。5人も連れている。聞くだけならこんな人数は要らない。俺だとわかっているようだな。
カムイル「すみません。場所を変えることはできますか?」
そうして俺は警察署でお話しを伺うことになった。
あと、何故か服は署長さんが奢ってくれたらしい。
どんなことが聞かれるのだろうか。
今は何も考えたくないのである。
「お名前は」「カムイル・アークナイトです。」
「名前的にも髪色も白だし、外国人?」(そもそもこの国がわからんがな。だが、おそらく)「他の国から来ました。」
「どの国から来たの?」(まずいな、俺のいた国が時代の変化でなくなっている可能性がある。)
「すみません。地図をいただけますか?」
地図を広げてもらう。
(えーと、このヨーロッパってとこの、…嫌な予感がする。ヨーロッパという言葉は初めて見た。つまり、無いな。今はドイツという名になっているらしい。)
「すみません覚えてないです。」
あなたはこの状況で転生魔法を使ったと言えばいいと思ったか?そんなことを言ってしまったら、僕の信用はどうなる?[転生魔法で逃げてきた奴だ。]こんな奴どう信用すればいい?
つまりこの真実を絶対に隠し通さねばならないのだ。
俺に怒号が飛び交う。
当たり前だ、地図まで持って来させてわからないと言ったんだ。
一人の警官が言う「女の子にそんな強い口調で言ったら可哀想ですよ。」
俺は女だったのか?
警官A「それはすまなかったな。嬢ちゃん。」
警官B「だか、……女性にも男性にも見える容姿をしているな。」
警官A「言われて見りゃどっちにも見えるなぁ。」
女性警官「失礼な人たちですみません。性別をお聞きしてもいいですか?。」
カムイル「今確認します。」
!!?周りの人は驚いていた。自分の性別を知らないなんて人は俺くらいしかいなそうだからな。
まぁ胸は無さそうだ。
その時点でなんとなくわかってはいたが。
チラリ ズボンの中を見る。
カムイル「男です。」
ひそひそと周りの声が聞こえる。結論は、「記憶障害の可能性があります」
警官B「自分今何歳かわかる?」
年齢か、転生したばかりだから0か?いやそんなことはないだろう。えーと転生する前は……途中から数えてなかったな。三十代前半あたりか?
カムイル「あまり覚えてないのですが、さっ」
警官が食い気味に言う。警官A「親御さんは何処にいるかわかるかい?」
カムイル「わからないです。」
警官B「とりあえず場所を変えようか。」
取り調べ室から客室に移動してから結構な時間がたつ。近くには女性警官がいてくれていて、時折頭を抱えた人が女性警官と話している。
前例がないのだろう。色々問題を起こしてしまい罪悪感がわくな。
女性警官「署長室へいくわよ。」
カムイル「分かりました。」
処遇が決まったのだろう。
失礼します。といい部屋に入る。
中央にいる威厳なある人が署長だろう。
署長「君は窃盗と公共使用物の破壊の罪がある。
だか、身分は確立されていない上、歳も低そうだ。」
署長「よって君は軍事学校で慈善活動などにより社会に貢献してもらいます。」
「君が今から向かう学園の名こそ、第一軍事学校だ」