31/39
第三十一話
僕たちはそこに見える本の量に圧倒される。
これほどまでに沢山の量のある本を見たのは何時ぶりだろうか。
人間界では到底目にすることの無い光景に、僕は目を見開いた。
以前足を運んだ図書館にも、ここまで沢山の本は並んでいなかった。
その図書館はその辺りで一番と言えるほどの大きさを誇る図書館。
その事もあってか、僕は今目の前に広がる異様なほどの量があるの本たちに、驚かずにはいられなかったのだ。
壁に直で備え付けられた棚に、隙間なく詰められた本たち。
それにプラスでたくさんの本棚が並べられている。
僕たちは一先ず、ここにある本を一通り眺めてみることにした。
眺めるとは言ったものの、気になったものがないかを探すだけ。
さすがにこの量の本を全て読み漁ることなど無理に等しい。
読み切るには一日中読書に時間を費やしたとしても、数日はかかるだろう。
僕と男の子は二手に分かれて、なにか手がかりになりそうなものはないかを探すことにした。




