表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
タコスをくわえた僕は魔界に行きます  作者: ブラボーくん
3/39

第三話

「その、ぶつかってしまいすみません。怪我は無いですか?」

僕がそう尋ねると男の子は

「大丈夫。心配は無用だぜ。」

と僕にたくましく笑って見せた。

その笑顔みをてその子は怪我をしてないと知り安心する。

「それでは。」

そこで一息着いた僕は、学校へと向かおうとその場を立ち去ろうとする。

するとおぞましい音とともにその子の後ろに謎のポータルが出現する。

驚きのあまり声も出ない。

しかしその子は僕と違って特に驚いている様子は見せなかった。

ポータルが人が通れる程の大きさにまでなると、そのポータルの中から一人のタキシード姿の男性が現れる。

その男性は男の子のそばまで行くと肩をがっちりと掴み、離そうとする素振りは見せなかった。

男の子は少しだが顔が青ざめているように思える。

新手の誘拐なのかもしれない、そんな考えに至った僕の体は気づけば勝手に動きだし、男の子の側まで来ていた。

誘拐犯に声をかけようとした時、僕よりも先に誘拐犯が口を開く。

「魔王様、どこをほっつき歩いていたんですか、召使総出で探したんですよ?早く魔界に戻って仕事をしてください。」

僕はその言葉を聞き唖然とする。

『魔王』『魔界』そんな言葉が僕の耳に入り込んできた。

最初は聞き間違えかもしれない、そう思ったが目の前にある謎のポータルを見ていては聞き間違いとは思うことが出来なかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ