表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
タコスをくわえた僕は魔界に行きます  作者: ブラボーくん
21/39

第二十一話

扉を開ければ自然と映り込んでくる、机の上に並べられた料理たち。

どれも美味しそうな料理で、漂ってくる匂いを嗅ぐだけでも美味しい料理だと確信できるほどだ。

「お、きたか。」

僕が来たことに気がついたのか、分かりやすく表情が明るくなる魔王。

そんな姿を見て本当に魔王なのかと聞きたくなる。

相当お腹がすいていたのかな、なんて思いながら僕は用意された席へと座る。

そして肩からたこきれをおろすと、胸の前で手を合わせた。

「いただきます。」

そう一言呟き、並べられた料理を口へと運んだ。

さすがとしか言いようがないほどに美味しい料理に軽く感動しながら、僕たちの夕食の時間は終わりを告げた。

自室に戻る途中、たこきれと他愛もないような雑談をする。

そんな雑談の中で、僕たちは明日の話をしていた。

「明日は魔王に迎え来ちゃダメだよって言おうかな。」

僕がそんなふうに呟けば、すかさずたこきれが頷く。

「あいつが来たら学校中が騒ぎになるからな。」

ただでさえ女子しかいない学校だと言うのに、そんななかで女子人気が高い魔王が僕を連れて帰ったらどうなることやら。

昨日だけでも視線が痛かったというのに。

そんなことを想像していれば、不安な気持ちが溢れてくる一方だ。

二人で雑談を繰り広げていれば、あっという間に自室までたどり着く。

僕はベッドの傍に置かれた多少大きなクッションにたこきれを下ろすと、ベッドへと飛び込む。

ふかふかなベッドは、そんな僕の体を包み込むようにして受け止める。

「おやすみ。」

そう言ってからたこきれの頭を軽くなでると、僕は意識を手放した。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ