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若さの力

 部屋に入った。その部屋は小学校の教室のような感じで20人ぐらいは収納できそうだった。入った時には誰もいなかった。僕らだけの特別な部屋なのかそれとも僕らが入るのが早かったのかどうか。


「こんにちはー」


 小学生ぐらいの子がそうやって入っていく。

 僕らが早かっただけのようだ。


「こんにちは」


 とまたまた小学生のような子が入っていく。

 若い。そんな気がする。


「こんにちは!」


 元気に入ってきたのはまたまた小学生のように若い子だった。

 まじか。いや、その前に入る部屋間違えた?そう思ったので地図を見る。別にいる場所は間違えてなかった。



「皆さんおはようございます。」


 と言い入ってきたのは30代ぐらいの大人だった。


「おはようございます。」


 と口々にみんなが言う。僕も合わせて言う。

 その人は教室先方の真ん中に歩いて行った。そして、こう言った


「皆さん、改めてましておはようございます。皆さんの担任をさせていただきます坂口と申します。よろしくお願いいたします。」

「よろしくお願いします。」


 みんなが言う

 つまり、僕ってもしかしてこの部屋で唯一の大人?


「では、生徒も集まったことですので、自己紹介をしていきましょうか。」


 先生が言う。そして、トップバッターは僕となった。また、生徒はこれだけということは本当に大人は僕と先生だけになってしまった。


「えーと、龍竹、桜龍竹です。よろしくお願いします。」


 小さく拍手が起きた。好まれていないわけではないだろう。 

 次に自己紹介をしたのは近藤さくらだった。


「近藤さくらです。趣味は特にありませんが皆さんと仲良くできると幸いです。よろしくお願いします。」


 大きな拍手と「よろしくお願いします」という声が飛んだ。顔だろうか、性別だろうか、発表だろうか、多分、年だろう。何で僕の自己紹介のとは違う反応なのだろうか。


 そうして次々に自己紹介をしていく。

 まず、僕らの次に入ってきた子、少し茶髪で少し目が緑色の子。名前は青空そうし。年は11歳。本当に小学生だった。目に刻印があったように見えた。

 次に、小林静香。その子は12歳で女の子である。外的特徴として身長が155ぐらいで目が黒く髪の毛も黒いこと。

 そして、井上雅史。9歳でこの中で一番年少さんだった。


 みんな小学生だった。僕よりも子供だった。けれども僕らよりも大人のようで何をすればいいかわかっているような顔をしている。


「では自己紹介も終わったことですし授業をします。」


 そして、僕の魔法界で受ける最初の授業が始まった

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