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いよいよ期末考査?

 しわが取れ、髪の毛の白髪などがなくなり、心臓の鼓動も早くなり、少し頭がよくなった記憶力が上がった、、、気がする。


「どう?」


 正直言って僕の全盛期の頃に若返った気がする。でも、実際どうかがわからない。


「鏡見てきていい。」

「いいよ。ていうか見てきて」


 少し怖い予感がしたが、何事もなく普通に18歳の頃の自分に戻った気がする。


「すごい。」


 気づいたら口に出していた。しわもないし。シミもない。最高か?


 とてもやる気になり僕はたくさん勉強した。

「え、桜さん若返った?」


 教室に戻ったら青空君が一番先に聞いてきてくれた。

 よくぞ聞いてくれました。


「はい。若返りました。」

「スゲー」

「近藤さんが僕に魔法をかけてくれたんだよね」


 一応こう言っといたほうがいいと思った。


「近藤?、あの近藤家?」


 いや、あの近藤家とか言われても近藤というのはたくさんありそうでわからないのだが。


「その近藤さんはどこに?」

「ほら、あそこ」


 僕は彼女を指さす。

 そうして彼、青空君は近藤さくらのもとに歩いて行く。


「あの、こんにちは。最初の自己紹介の時もし?と思って緊張して聞けなかったのですが、もしかして竜族の近藤ですか?」


 竜族?なにそれ?


「まあ、そうね、否定はしないわ」


 竜族、これがずっと気になっているのだが。


「竜族って何?」


 二人の会話に割って入ってしまった。


「竜族というのは、特別な能力をもった一族のこと。300人ぐらいしかいない。近藤家の場合は魔力の大量所持と魔法の技術がとても高いギフテッドを持っている。」


 青空君がそう説明してくれる。

 ギフテッド。すごいな。僕も持ってみたいって昔ずっと思ってたな。


「で、近藤家はその中でも結構すごくて特別な魔法は使えないけれど魔法の技術がめちゃくちゃ高いからこの世界の魔法にたくさん貢献してる凄い一族なんだよ。そうだよね。」

「そうね。私の一族はとても凄いよ」


 近藤さくらが少し疲れた感じでそう言った。


「でも、私の家は分家だからそんな特別な能力は受け継いでいない。だから特別なことはできない。ごめんね。」

「でも年を操るという上級魔法使ってたじゃん。」

「そうね。ほめてくれてありがとう。でも、あともうちょっとで授業が始まっちゃうから座りろう。」



 授業が終わり彼女にさっきの話のことはしないでと言われた。嫌な話題なのだろう。


「分かった。言わない。」


 と僕は返した。


「で少し僕思うんだけど。」


 僕は彼女にそう言った。


「うん」


 彼女はそう返信した。


「僕結局魔法が使えるようになってないと思うんだよね。」

「そうね。無詠唱は難しいからね。呪文を詠唱してみたらいいんじゃない?」


 呪文。そんなものがあるなら先に教えてほしかった。


「これ教本」

「ありがとう。」


 彼女から本をもらった。いろいろな呪文がたくさん書いてあった。


「もう貴方は読まなくてもいいの?」

「まあ、たくさん練習もしたし、一族の元々の力もあって普通に使えるようになったの。」


 へー。まあでも僕はこの本に書かれえている呪文を覚えることからしようと思う。

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