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五人とディバイド

「歌を頼む」

俺がそう言うと


「分かった。『強化讃歌』」

レミリーは強化魔法を発動させた。


「よし、行くぞ。四の閃──紫電化」

「ああ」

俺はザックと息を合わさせて

「五の閃──雷鳴鬼刃兜割」

「二の翼──真空斬」

上段と横からの攻撃を仕掛ける。


「ふん」

ディバイドはそう言うと回し蹴りを放ってくる。


そんなのお構いなしに剣を振り下ろすと足が当たっていないはずなのに俺たちは吹き飛ばされてしまった。


「私たちも。四の翼──武神解放」

「うん」

「分かっている。四の閃──紫電化」

ローズ達も協力して

「二の翼──真空斬、付与『暴風』」

「三の塵──五月雨斬り」

「二の閃──鏡雷斬、付与『硬化』

ディバイドへ強力な横薙ぎ払いと連斬が三方向より襲うがまたしても何もされていないはずなのに吹き飛ばされた。


「なによ、こいつ。近づくことも出来ないなんて」

ローズが声を漏らす。

「障壁でも張られているのか」


「こんな貧弱なので終わりか。やはり雑魚は雑魚だな」

はっと鼻を鳴らして俺たちを見下す。


「『分裂』」

俺を囲った時のように姿が分かれていき、一人だったはずが十人となった。

彼らは俺たちに向かって蹴りかかってくる。


俺たちは蹴りをくらいながらも負けず、剣を振った。


「これは厄介だな。さっきみたいに一気に叩くぞ」


「三の翼──暴衝打ち、付与『振動波』

「三の翼──暴衝打ち、付与『暴風』

十人のディバイドに向けて強力な衝撃波を放った。それは土煙を上げながらディバイドに直撃した。


「突っ込むぞ。三の閃──爆雷刃」

「ああ。三の閃──爆雷刃」

俺とエヴィックは土煙の中に入り、追撃を仕掛けた。


斬った、その感触が手から脳に伝わる。


土煙が晴れるとそこには


「何故……無傷なんだ」

何事も無かったかのように佇むディバイドがいた。


そしてディバイドはローズに接近して蹴りを、ザックに接近して袈裟斬りをした。


「きゃあああ」

「ぐふう」


「レミリー、歌を」

「うん。『再生聖歌』」

忽ちザックの傷は癒えた。


「仲間の心配なんて余裕だなあ」

ディバイドの方を向くと背後から嫌な気配を感じて剣を後方に振った。


そこにはもう一体のディバイドが俺の首を刎ねようと剣を振るってくる。


「せいやあああ」

気合いで弾いて袈裟斬りをすると斬った部位を中心として液体のようになって消えた。


「ディバイドは足が硬い代わりに胴体が弱い。集中攻撃をするぞ」

全員が体勢を持ち直したのを確認してそう言うと


「分かった。五の翼── 神如翔崩剣」

ローズが接近して剣技を使用した。


「何度やっても無駄だ」

ディバイドが何もない空に蹴りを放つ。


その動作を見て

「そうか。一の閃──雷轟」

俺はディバイドとローズの間に入る。


「ちょちょ、危ない」

ローズが自分の剣技に俺が当たってしまうと叫ぶ。


「大丈夫だ」

そう言った俺はそのまま吹き飛ばされた。


直後、ローズの連斬がディバイドに入る。


「痛てててて」

打ちつけた尻を摩りながら立つと


「セキグ、何をしたんだ」

エヴィックが聞いてくる。


「ディバイドに近づけなかったのは、蹴りで強力な風圧を発生させていたからだ。だから、それを俺が打ち消してきた」


「と言うことは」


「ローズの剣技が決まった以上撃破確定だ」

そう言ってローズの方を見ると胴体を切り刻まれたディバイドが倒れたところだった。


よし、俺がそう言うと倒れたディバイドの身体が液体のように消えた。


「まさか」


「その通りだ」

エヴィックの頭上から現れたディバイドは彼に踵落としをくらわせた。


「なあ」

エヴィックがばたりと倒れた。


「いつからだ、分身体になっていたのは」


「そんなことを知る必要はない、お前達はここで死ぬ」

そう言った直後彼方此方からディバイドが湧き出てくる。


「くっ、どうすれば」

こちらは俺とザック、ローズ、レミリーの四人。

対するディバイドは十人。


そう考えている間にもディバイドが迫ってくる。

「くうう、ぐはっ」

受け止めるも分身体よりも格段に強いその蹴りによって吹き飛ばされてしまう。


(強え、アレを使うか?しかし、確実に本体に当てられないと本当にまずい)


「きゃああ」

「っち、負けるかあ」

ローズとザックも責められている。


(策を考えろ、確実に当てる策を……)


「危ない」

正面からの攻撃を防いでいたレミリーの背後からディバイドが踵落としをしようとしていた。


「一の閃──雷轟、二の閃──鏡雷斬」

俺は接近して斬り伏せる。

「大丈夫か」


「うん、ありがとう」

レミリーに背中を預けてディバイドからの攻撃をひたすらに捌き続ける。


その迫りくるディバイドの蹴りを防ぎ、斬り返しながら観察をしていると

「『分裂』」

ディバイドは減った分身体を元に戻すように魔法を行使した。


その様子を見ていると


──ディバイドの姿が段々と小さくなっているような感じがした。

セキグのアレとは。

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厨二病が治ったら、可愛くておっぱい大きくて可愛い君に出会えたってマジ?

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