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決闘、再び

「皆さん何故ここに」

僕は驚きながら聞くと


「そんなの部活勧誘に決まっているだろう」


熱血そうな男の先輩がニカっと笑った。


「部活勧誘?何故僕のところに……。

それよりもどうやって鍵を開けて中に入ってきたんですか」


「私の魔法でちょちょいとね」

少し暗そうな女子の先輩がそう言った。


「ちょちょい、じゃないですよ」


「いやあ、すまないすまない。けど、それだけ君には部活に入ってほしいんだよ」


「何故ですか」


「バトル・ロアイヤル優勝者が入った部活は一年間安泰だという話がある。

だから君には入ってほしいんだ。」


「そう……ですか」


「というわけで是非俺の部に」

熱血な先輩が先導を切ると


「いいや、私の部に」

「いやいや、我々の部に」


端端から声が上がる。


「皆さん落ち着いてください」


「なんだ、もう決まったのか」

熱血な先輩が驚いたように言った。


「まだ決まっていません。少し考えさせてください」


「分かった、決めたら学院で教えてくれ。

よし、撤収するぞ」


沢山いた先輩がゾロゾロと僕の部屋から出ていく。


──疲れた。

それよりも部活か。魔剣士学校ではどこにも入っていなかったからやりたいけどなあ。


しばらく考えていると寝てしまった。

─────────────────────────────────────


翌日、アレンとロニエに相談をすると


「別にやらなくていいんじゃないか。興味があるのはなかったんだろ」


「私も無理に入る必要はないと思います」


二人の言葉を聞いて決めた。


「そうだよね。相談に乗ってくれてありがとう」


「こんなの大した事じゃあないさ」

「そうですよ」

─────────────────────────────────────


「……というわけなのでごめんなさい」

僕は先輩の元に行って断った。


「そうか……」

先輩は落ち込んだ様にした。


「じゃあ、決闘だなあ」

ギラギラと目を輝かせて言った。


「決着ですか。そこまでする必要があるんですか」


「ああ、ある。俺が部員から怒られてしまう」

胸を張ってそう答えた。


「それだけですか」


「あと君には個人的に興味がある」


「……そうですか」


「それじゃあ、俺たち各部長、同好会長対君でいいかな。

こちら側の要求は君がどこかの部活に入ること」


「ちょ、ちょっと待ってください。僕対先輩ではなくて先輩達ですか」


「ああ、そうだよ。その代わり負けたらそちら側の要求は何でも聞く」

元々決まっていたのだろう一瞬たりとも考えずそんな事を口にした。


「いやでも、僕じゃ先輩方に勝てませんよ」

この学院で二年間も剣や魔法について学んできた人達だ。

勝てるはずがない。


「いいじゃねえか」

背後から声が飛んできた。


「受けてやれよその決闘。イティラなら勝てるさ。

しかも勝てば何でも要求できるんだぞ」

アレンが僕の隣に並んで言った。


「けど……」


「大丈夫だ。イティラの強さは俺が保証してやる」


そんな彼の力強い言葉が僕の心を動かした。


「分かったよアレン。この決闘受けます」


「そうこなくっちゃ。それじゃあ、今日の放課後に」

ふっと微笑んで先輩は離れていった。


「どうしてアレンがここに」


「あー、気になってな」

そっぽを向いて頭を掻きながら言った。


「頑張るよ」


「応援してる」

─────────────────────────────────────


放課後、僕は闘技場に来ていた。


観客席にはイルビィと決闘をした時よりも沢山の生徒いた。


「今日はよろしく」

「部活に入ってもらうためだ、本気でいかせてもらう」

「よろしく〜」


「よろしくお願いします」

先輩は全員で五人、一人ひとりと挨拶をしていく。


「それではこれよりイティラ・トロム対セキグ・チィルス、エウィッグ・ロンドゥス、ローズ・キョシア、ザック・ベルモンド、レミリー・ヘルエスタの決闘を開始する。

両者、位置について礼」


僕らは見合って礼をする。

熱血な先輩はセキグ・チィルスというのか。


「両者、構えて始め」


開始の合図の後、僕は魂と肉体の結び付きを意識すると同時にエウィッグ先輩が突っ込んできた。


「一の閃──雷轟、二の閃──鏡雷斬」


僕はその斬撃をバックステップで避けて


「一の塵──六切り」


お返しに六連斬りを放つ。


しかし──

「『暴風』」

ローズ先輩の魔法によって阻まれてしまう。


「プランA」

セキグ先輩がそう叫ぶと


「一の翼──三段袈裟斬り」

「一の翼──三段袈裟斬り」

「『強化讃歌』」


ザック先輩とローズ先輩が僕を挟んで三つの斬撃を、レミリー先輩が歌でそれを強化した。


「ぐっ……がああ」

両肩と両脇腹を深く斬られてしまった。


急いで離れて魔法を使う。

「『超回復』」


──なんだこの強さは

個々の力も凄いけど、チームとしての連携が出来すぎている。


「何でこんなに協力出来ているかって顔をしているな。

その理由は練習量さ。俺らは半年前から今日のために練習を積んできた」

セキグ先輩がそう言った。


「何故、そんなに」


「だから言っただろ、優勝者を入部させるため」


「そのためだけにこんなに」


「色々と理由があるんだよ。細かい話は今度な」

そう言い終わると

「プランB」


「二の翼──真空斬り、付与(チェイン)『暴風』」

「三の閃──爆雷刃、付与(チェイン)『硬化』」


ローズ先輩とエヴィック先輩が魔法と剣技を絡めて攻撃してくる。


「二の塵──身躱し連斬」

ローズ先輩の斬撃を去なして反撃を仕掛けた。


しかし──

エウィッグ先輩の剣技によって吹っ飛ばされる。


痛みは少なかったお陰で空中で体勢を立て直し着地した。


「油断はしない方がいいぞ」

背後からエウィッグ先輩が袈裟斬りを放った。


まず……い

そう思った時、身体が思考を超えた。


「なっ」

振り向き様に剣を弾き、回し蹴りをした。


そして、隙ができたところに

「三の塵──五月雨斬り」


「ぐあああっ」

エウィッグ先輩を気絶させる。


そのまま、レミリー先輩の背後に駆け

「三の塵──五月雨斬り」


「なあ」

背後から十五の斬撃を浴びせて気絶させた。


「何だ今のは」

セキグ先輩が声を上げた。


「今の一瞬で二人が……」

ローズ先輩が声を漏らす。


「一の閃──雷轟、五月雨斬り」

雷轟で接近して、ザック先輩も気絶させようとするが

「そう易々とはくらわないぜ」


僕の剣を弾き体勢を崩して

「今だローズ」

「一の翼──三段袈裟斬り」


ローズ先輩が僕に斬りかかってくるが

「一の閃──雷轟」


僕はすぐさまその場から離れた。


「反応が格段に速くなったなあ」

セキグ先輩はそう言って


「そろそろ僕も参戦させてもらうよ。

四の閃──紫電化」


先輩の周りが青白く光りだした。


「三の閃──爆雷刃」


高速でセキグ先輩が斬りかかってくる。

「二の塵──身躱し連斬」


「こちらを忘れてもらっちゃ困るな」

背後からザック先輩とローズ先輩が斬りかかってくる。


僕は身躱し連斬をするのをやめ、

最大限まで魂と肉体の結び付きを強くしてセキグ先輩の頭上に跳んだ。


いきなり僕が頭上に跳んだことの反応出来ず、セキグ先輩はザック先輩とローズ先輩を斬った。


「きゃあ……うそで、しょ」

「ぐううう……こりゃあ一本取られた」


ザック先輩とローズ先輩が倒れた。


「まさか回避されるなんて思っていなかった。けど、俺が絶対に勝つ」


「五の閃──雷鳴鬼刃兜割」

上段からの斬撃を正面から受け止めたが、上からの力の方が強く押しきられそうになってしまった。


しかし

──危険を察知した僕の身体から力が溢れ出し、先輩を撥ね飛ばした。

「んなあ」

「一の塵──六切り」


先輩の身体を流れる様に斬った。


「ぐがああ……まだ、だ。二の閃──鏡雷斬」

「三の塵──五月雨斬り」


セキグ先輩の六つの斬撃を弾き、残りの斬撃を当てた。


「ぐふ……う」

セキグ先輩はパタリと倒れた。


──「勝者、イティラ・トロム」


「「「「「ゔおおおおおおおおおお」」」」」

至る所から歓声と拍手が轟いた。

先輩集団相手に勝利


先輩と流派

セキグ・チィルス 紫電流 エウィッグ・ロンドゥス 紫電流 

ローズ・キョシア 虎翼流 ザック・ベルモンド 虎翼流

レミリー・ヘルエスタ 塵山流

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厨二病が治ったら、可愛くておっぱい大きくて可愛い君に出会えたってマジ?

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