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特訓とロニエ

『超回復』の習得から数日後の放課後


「イティラさん、この後付き合ってもらえますか」

突然、真剣な顔をしたロニエにそう聞かれた。


「ああ、いいよ」

─────────────────────────────────────


そうして連れてこられたのが訓練場。


道中で私と剣を交わしてほしいのですと言われた。

その理由が


「推薦組の中で私は一番弱いです。

一般受験をせずに入学しているのですからイティラさん達と同じくらい強くないとみんなに申し訳ないです」

だそうだ。


ロニエは本当に心が綺麗な子だ。曲がった事はかなり嫌っているため自分を許せないのだろう。


「まずは何をする」



「そうですね……。

まずはイティラさんのある程度の速さで私を斬ってくれませんか。私はそれを防ぎますので」


「分かった」


そう言うと両者剣を構える。


「一の塵──六切り」

「二の閃──鏡雷斬」


ロニエは僕の斬撃を防いだ。


「もっと速くても大丈夫です」


「分かった」

魂と肉体の結び付きを少し意識して

「一の塵──六切り」

─────────────────────────────────────


「イティラさんはやっぱり強いです。

最後の方なんて全く歯が立ちませんでした」


「学院長も言っていたでしょ、積み重ねが大事だって。

僕も付き合うから一緒に頑張っていこ」


「イティラさん……。ありがとうございます。

ところで、私と剣を交えて何か思った事はありませんか」


「速さも十分あるし、一撃一撃も軽くない。けど、連携が足りていないと思った」

率直な感想を述べた。


「紫電流は連携しにくい流派ですからねぇ」


「だからこそ、剣技を繋げていければもっと強くなれると思う」


「はい、分かりました」

目を輝かせて僕の手をとる。


「──あっ、すみません」

無意識にやってしまったのだろう。顔を赤くしてすぐに手を離した。


「イティラさん、今日のお礼をしたいのですが何か私に出来る事はありますか」


「そうだなぁ、紫電流の一の型を教えてくれないか」

本来、他流の剣技を教わる事は出来ない。

しかし、友人、知人同士での教え合いは暗黙の了解とされている。


「ええ、もちろんです。」


「『紫電流 一の閃──雷轟』はですね、まず足をこの形にしてください……」

─────────────────────────────────────


僕が雷轟を使える様になったのはもう空が真っ黒になった頃だった。


「寮まで送っていくよ」


「ありがとうございます」


勇者学院は全寮制だ。寮は男子棟、女子棟と分かれていて少し距離がある。


「今日はありがとうございました。助言を頂けて助かりました」


「僕の方こそ、塵山流は相手との距離を詰める剣技がないから助かったよ」


「明日は魔法を習得出来るでしょうか」


「出来るさ、きっと」


「はい」

向日葵の様な笑顔を向けて言った。


──可愛い


「イティラさん?」


「何でもない」


ロニエを女子棟に送り届けた後、僕は男子棟に帰った。

─────────────────────────────────────


「イティラ、遅かったな」

玄関に入るとアレンがいた。


「素振りに行くの?」


「ああ、そうだ。イティラもどうだ」


「誘ってくれたのは嬉しいけど今日は遠慮しておく。

ロニエと特訓していたからヘトヘトなんだ」


「そうだったのか。ゆっくり休めよ」


「ああ、ありがとう。アレンも頑張って」


「もちろんだ。いつかイティラに勝つためにな」

─────────────────────────────────────


廊下を抜けて僕は自室の扉の前についた。


鍵を開けるために捻るが

──開いていた。


今朝、しっかりと鍵を閉めたはずであったが。


思い込みだったのだろうと思い、扉を開くと

電気が点いていた。


不審に思い中に入っていくと

そこには沢山の先輩がいた。

努力しなければ成長は出来ない……と信じたいです

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厨二病が治ったら、可愛くておっぱい大きくて可愛い君に出会えたってマジ?

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