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おしまいのものがたり  作者: stのおっさん
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「だって、命を助けてもらって、不安定だった私にずっとついていてくれて。困ったときも、当たり前の様に助けてくれて」


 私のことばかり考えていてくれて……。


「私は、おじさんがいてくれないとダメです。他の誰がいても、おじさんいないとダメです」


「僕は、君がいなくても問題ない」


 ひどいこと言うなぁ。わざとだろうけど。


「私はダメなの!」


「僕はここにいるつもりは無い。だから、どちらにしろ一緒にはいられないよ」


「何でですか!」


「君の居場所はここだろう」


 おじさんがもう終わり、とばかりにそう言った。もう困らせないでくれ、と顔が言っている。


 私にはそんなこと、関係ない。


「行く」


「何?」


「私も一緒に出ていきます!!」


「何を馬鹿な!」


 バカを言ってる人に言われたくない。それに、もう決めている。


「私はあなたと添い遂げるしょぞんです」


「ふざけてるのか?」


「いや、まってごめんなさいふざけてません」


 ちょっと茶目っ気を出してしまった。


「でも、言いたいことは同じだよ」


「同じって……」


「ずっと一緒いる。おじさんが辛かろうと関係ありません。私はわがままに生きます」


 おじさんが独りで寂しく死んじゃうなんて嫌だから。誰にも知られずに消えていくなんて嫌だから。

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