いざゆかん、
「まぁ、そう言わずに。」
「さっき自分で言ってたじゃん、神格がないとダメージにならないって。じゃあ俺戦えないじゃん。」
なんで笑顔なの?怖いんだけど、
「それなら大丈夫ですよ。だって、」
だ、だって?
「持ってるじゃないですか、神格。」
………………
えぇー…
「なんで俺は神格持ってんの。」
「わかりません。」
「なんで俺が神格持ってるって知ってるの。」
「だって、見えましたよね?鬼の姿」
あ、ほんとだぁ。
「ですので、神格を有していますよね、ご理解いただけましたか?」
「そ、うですね~、あはは~、はぁ。」
やっぱり、、この笑顔腹立つ
「てゆーか、なんで俺は戦うわけ?向こうの酒呑童子以外には負けないんだろ?なら別に問題じゃないじゃんか!俺いらないじゃん!」
「酒呑童子は、所謂てんさいですよ。2つの意味でです。なので数が多いことに越したことはないんですよ。」
「、、、、、わかったよ。」
「わかっていただけてなによりです。
あ、あと、転校生くんではなく、銀とおよびくださいね?」
この時の転校生くん、、、こと銀の笑顔にはなにかが含まれていた。 笑顔にこびりついた色から、疑心暗鬼というか、藁にもすがるというか、そんな感じがした。
「話は終わったな。行くぞ。」
久々に口を開いた月詠さん、はてどこに?
「そうですね。行きましょうか。」
あ、銀に言ってたの。俺の方向いてたから俺かと思った。
、、、自意識過剰かよ。
「なにやってんだよ、お前もだよ御狛。」
よかった、自意識過剰じゃなかったっぽい。
「行くってどこに?」
「「どこって、高天ヶ原/にきまってんだろ」
/ですよ。」