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目には見えない赤い糸  作者: りんご
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目には視えない赤い糸

桜木塾に通っている主人公松栄華菜葉まつえかなは

そこで一人の男の子に恋を抱き始める

だかそれは切ない恋の始まりだった

「最悪」

前に書かれている座席表を見て呟く

「夢莉!席どうだった〜」

同じ学校の亜彩あやがテンション高くよってきた

「見てよこれ」

奏陽かなた 颯空さく

と書かれていた

「だれー?」

「うちも知らない」

うちの学校の子ではなかった

「亜彩の隣が良かった〜

せめて同じ学校の人だったら良かったのに」

「だよねー!

その方が隣同士の丸つけも楽だし」

私は席に着くなりもう教科書を開いてる隣の子に話しかけた

「奏陽くんよろしくね」

「だれ?まぁ隣だからよろしくね」

ぶっきらぼうなのか関わりたくないのかわからないような声だった

「今日教科なんだっけ?」

唯一の救いは亜彩がうしろということだけだった

「確か・・・

忘れちゃったから全部持ってきたんだった」

テヘペロといい前を向き直した

「理科だよ」

低い声が聞こえた

亜彩ではない

「おい、聞いてんのか」

奏陽だ

「ありがとう」

すこし人見知りが入っている私は顔をした向けながら答えた

「はい、始めるよ」

先生が入ってきた

今日は塾長の日

忘れ物したら居残りの課題が多い

「先生テキスト忘れました」

あーぁあの子ドンマイだな

ん?え?あ、理科は持ってくるの忘れてた

「先生私も忘れました」

声にもあらわれるぐらいショック

今日は何時に帰れるかわからないな

「か、奏陽見せてください」

人に物を頼む時ぐらいきちんとしないと

「んっ」

さっとテキストを机と机の間に置いてくれた

「居残りは都道府県漢字で10回と今日やる理科の用語5回づつ

今日は軽くていいだろ」

塾長はこういうがどこがだよって

ひとりでつっこみたくなる

都道府県漢字で10回書くだけで470文字

今日どんだけ用語出るかわからないけど手が死ぬな

初めての忘れ物だけどもう忘れまいと思った

「おい、おまえ」

「お前って名前じゃないです」

小学生かよ

自分でつっこみたくなった

「名前おぼえてない」

「紹介したのに?」

「後ろの奴らがうるさくて聞こえないよ」

亜彩たちか

確かに学校でも仲いい

このまま付き合っちゃうんじゃないかって思うほどね

「奏陽って彼女いるの?」

「いない

前までは彼女がいた」

別れたのか

それは奏陽が振ったのか振られたのかはわからないが

「お前は?」

「全然いないよ」

「何年間?」

「歳の数だけ」

これ言うの結構恥ずかしい

歳の数だけいないとかもててないの丸出しじゃん

ってかなんでこんな話してるんだろ

自分でもわけがわからなくなった

そりゃーあと長ければ半年は隣ってことになる

だから会話をした方がいい

だけどこの会話はまずいな

いや、発端は亜彩達だ

あんなイチャイチャしてるからのこんなネタが思いついちゃうんだ

「どこ高校?」

「旭高校」

あさひこうこう?遠いな

「なんでここまで来たの?」

「今はいえない」

「そっか。」

ふれてはいけないことだったのかな?

「なぁなぁ」

珍しく奏陽から話しかけてきた

「高校生にもなって居残り課題が都道府県って何なんだろうな」

私は今までで疑問に思ったことは無かった

キーンコーンカーンコーン

学校とは微妙に違うメロディーのチャイムが流れた

一限目終了だ

塾長にさっきの疑問を聞いてみることにした

「先生なんで居残り課題都道府県なんですか?」

「昨日テレビで大人でも都道府県の漢字書けない人がいるみたいだよ

君らには完璧に覚えて欲しいからね

何なら県庁所在地も追加してもいいけど?」

鬼かよ

つっこみたくなった

いいですと首がとれるかと思うぐらい振った

「そんなに嫌がらなくても」

塾長がそういったあとチャイムがなり席についた

「で、どうだったの?」

クールな奏陽が珍しく興味深く聞いてきた

「あ、それね・・・」

私は塾長から聞いたことそのまま話した

自分の中ではね

どこか抜けてるかもしれないけど

「俺かけるけどな」

そういえば奏陽は漢字が大の得意って言うのはどっかで聞いたことはあった

「ラブラブかよ〜」

茶化してきたのは亜彩だ

「ただ話してるだけだもん」

そう言ってるだけでなぜかモヤモヤしてきた

初めての投稿だったけど読者さんがつい自分に置き換えてしまうような小説が書けるようになればと思います

2話!?もよろしくお願いします

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