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悪役女、フツメン主人公に恋をする

悪役女、フツメン主人公に恋をする(中)

作者: 苗字名前

前篇と後編に分けるはずが、中編も出来てしまいした。

駄文です。

 

 午後4時03分。世田谷中学校 3年I組教室。

 広く殺風景な校舎。そこはまだ太陽の日差しで明るく、また、生徒も疎らに残っていることで少し賑やかだ。部活へ向かう者が居れば、図書館で静かに読書をする者も居る。そんな中、他に誰一人居ない、静かな教室で、二人の男女が向き合っていた。

 片は床の上で正座をしており、片はその前で腕組みをしながら立っていた。

 床に座る少年はうんうんとしばらく唸っていたが、何か閃いたのか、突然に声を上げる。



「分かった、16だ!」

「はい、違う」


――ビリリリリリリリっ!

 

「俺の真奈美ィィィィィィィィイ!?」

「はい、次」


 目の前の女性にある写真を破かれ、少年は床に崩れ落ちた。否、正確には手をついた。

 よほど大切なものだったのか、今しがた無残にも引き破られた女性の写真を少年は一枚一枚拾うとした。そんな彼を向かいに立つ女性は蔑むように見下ろす。


「お、俺の真奈美ちゃん……」

「何が“俺の真奈美ちゃん”ですか……グラビアアイドルは貴方だけのものではありません」

「……“俺の真奈美ちゃん”はこの写真のタイトルです、なえセン」

「……」

「……」


 しん、と静まり返る教室。上げ足を取られた香苗はにっこりと緩やかに口角を上げた。


「はい、タッチ」

「おうぅ!」


 ちょん、と少年の足をペンで突いた”なえセン”こと、土宮香苗。突然の襲撃に少年――金城は足の痺れで悶絶した。フルフルと震えるその様は追い詰められた兎のようだ。


「……、な、なぜ」

「次の質問。X³-3x²+2=0。この方程式を解いてみなさい」

「……え、と……Ⅹ=1、」

「と?」

「……100000?」

「はい、もう一枚」


――ビリリリっ!


「ジャスミーンン!!」


 見事に細切れにされた女性――ジャスミン。それを見て金城は再度悲鳴をあげた。


「ななな、なんてことを……!」

「また買えばいいでしょう。まったく……まさか、こんなものを学校に持ち込むなんて、」

「紙媒体だから良いでしょう!? 

 電子タイプだったら見つからないって言う理由でその手段を使わなかったのに! 

 姑息な手を使わず、真正面から校則に挑んだ俺をほめていいんじゃっ」

「威張るな。そして、それを古書のカバーで隠している時点で既に姑息です」

「姑息じゃないですぅ! 貴重な本だからプロテクトカバーを付けただけすう! 本を大事にしてるんですぅ! 紙媒体の雑誌って中々ないんですよ!?」


 お気に入りの雑誌が破られたことが相当ショックだったのか、金城は見当違いなことを言いだした。それにピクリと米神を反応させた香苗は、すぐさまペンで金城の太ももを再び突きだす。


「はい、タッチ」

「あっひィ!?」


 相当痛かったのか、金城は飛び上がって、まるで陸に上がった鯉のようにピチピチと跳ねた。気色が悪いとしか言いようの無い悲鳴を上げた金城に、香苗はまるでゴミを見るような目で奴を見た。


(……阿保でしょう、この子)


 何といえば言いのか分からず、口から呆れの吐息が漏れる。この少年に勉強を教えて彼是もう8か月になるわけだが、未だに成長の兆しは見えなかった。勉強とかそう言う意味ではない、主に精神的なものに関してだ。

 やれやれと頭を振りながら、気分を入れ替えようと香苗は次の問題に取り掛かる。


「はい、つぎ」


 「次の質問」と言いかけた時だった。カツン、とヒールの音を立てながら、床に這いつくばる少年に近づいた瞬間、奴はゴロゴロと行き成り壁際へと転がっていった。


「……は?」


 呆気に取られる香苗。だが、少年は構わず壁へと背中をへばりつかせ、ゆっくりと香苗から距離を取るように教室の扉へと後ずさろうとした。


「ちょっと……何を逃げようとしているの?」


 相変わらず訳の分からぬ言動ばかりをする少年、金城。(仮)生徒のその奇怪な行動を咎めるように、香苗はまた一歩、少年へと足を踏み出した。

 途端、少年金城はビクリと肩を跳ね上がらせながら、叫ぶ。


「逃げるに決まってんだろ!? さっきから人の足をつんつんつん、痺れて辛いってのに突きやがって!」

「……」


――それはお前が人の話を聞かないから悪いんだろう


 我知らず半目になった香苗。

 授業中、水泳部の女子たちを厭らしい目で見るわ、校内にグラビア雑誌(しかも何故か紙媒体)を持ち込むわ、挙句の果てには以前教えたはずの数式を全て忘れてくるわ。幾ら丁寧に優しく教えてやっても、普通にやろうとしても、金城は一切、何一つ覚えようとしないのだ。こうするしか他に方法はないだろう。


(おまけに、過去7ヵ月の間に叩き込んだはずの他の教科もまるっと忘れてるし……試験が終わった後にすぐさま忘れるって、どんだけ鳥頭よ)


「大体、受験だってもう終わって、試験だって受かったってのに何で未だにこんな勉強会みたいなんやってるんだよ!?」


 何時の間にか敬語が抜けて、素で香苗に罵倒を浴びせ続ける金城。

 そうなのだ。今はもう3月、もうじき彼らも卒業だ。受験だって終わり、金城も無事第一志望校への進学も決まった。だというのに、香苗は未だに奴に勉強を教えている。それに不満を覚えてキャンキャンと吼える金城。頭痛を感じはじめた香苗は其処で、ぺらりと一枚の紙を何処からともなく取り出した。


「……これ」


――ギクリ


 正にそんな効果音が聞こえてきそうなほど、金城は肩を強張らせた。

 白い紙は解答用紙の様で、そこには幾つかのバツ印とともに大きな数字が赤ペンで殴り書かれていた。


「2点」

「……」


 そろり。ダラダラと冷汗を滝のように流しながら目を逸らす金城。そんな奴に香苗は蔑むような視線を向けながら言葉を続けた。


「……ねえ、金城くん? 私言ったわよね? あそこはちゃんと筆記試験で毎回点を叩きださないと振り落されるって」

「……っいや、その」

「それなのに何かしらコレ? ……最後は優しくしてあげようと、卒業テストとして簡単な過去問題を出したのに、この点数……」

「いや、優しかったら受験終わった後に卒業テストなんて出さなっ……」


 こつり。恐々としながらも懸命に反論の意を示そうとした金城。続くはずだった言葉はまた一歩、奴の元へと歩み寄った香苗によって途切れた。

 こつりこつり。足を踏み鳴らす度にビクリと肩を跳ね上げる金城。香苗は其れを目にした瞬間、柄にも無く思った。


(……やだ。何かしらこれ、)


――面白い


 それは香苗の中に嗜虐心が芽生えた瞬間だった。

 錯覚か、金城の頭には不似合な兎耳が生え、ブルブルと体を震わせるその様は正に追い詰められた獲物のようだった。必死にこちらを睨む様は少しだけ、ほんの少しだけ、不覚にも可愛く見えてしまった。

 何故か胸が高揚し、体がうずうずと疼きだす。


「く、来るな! 来るなよ!?」


 何時もの反抗的な態度とは多少違うように見える金城。どうやら奴は情けなくも香苗に怯えているらしい。その何時もと違う珍しい反応に香苗は益々そそられた。だが、其処は大人だ。ちゃんと理性で己を留めて、少年が自ら動くのを待ってやった。


「良いから馬鹿なことをやっていないで、続けるわよ。せめて卒業する前にはこの表式を解けるようにしておきなさい」


 淡々と冷静に言葉を変えす香苗。今迄まともに勉強に取り組んでいなかった自分が悪いのに、金城はそれを棚に上げて訴えはじめた。


「これは、立派な虐待だ! チャイルドアミューズだ!」

「Child abuseチャイルドアビューズね……まさか英語まで忘れてるなんて」


 また新たな所から浮上した更なる問題に香苗は頭を抱えそうになった。ズキズキと痛む米神。そろそろ頭痛薬を買った方がいいのだろうか。だが金城は構わず、吼えつづけた。


「うるせぇよ! アミューズでもアブーズでもどっちでも良いだろうそんなこと!?

 虐待で訴えてやる!」


 憎々しげに香苗を睨み上げる金城。香苗はそれを素知らぬ顔であしらった。


「何を言ってるのかしら? これは“教育”と言う名の“体罰指導”よ」

「って、やっぱ虐待じゃねぇかぁあ!? しかも自分で認めてるしィ!?」

「良いから次の質問にいく。何時まで其処で貪っているつもり? さっさと立ちなさい」

「っもう嫌ぁこの教師ィィ!」


 続く二人の攻防。金城のその叫びは教室の外、グラウンドまで響き、外に居た何人かの陸上部が驚いたように振り返った。

 びりびりと悲鳴が室内で反響する中、あまりの騒音に香苗は煩わしそうに耳を塞いだ。未だにキンキンと耳の奥で鳴り響く音を抑えながら冷淡に言葉を返す。


「教師じゃなくて、正確には教育実習生ね」

「うるせぇよ! ってか、絶対楽しんでるだろテメー!?」

「……何馬鹿を言ってるのかしら。そんなことあるわけ無いでしょう」

「嘘つけぇ! 確かに能面みたいな顔してっけど、周りに花散ってんぞォ!」

「え、うそ?」


 何時までもくだらない口論を続けようとする金城に香苗は呆れた視線を寄越したが、思わぬ指摘に知らず言葉を漏らした。抑えていたつもりなのだが、まさか空気となってその気持ちが溢れ出ていたとは。

 その様子を見て、金城は枯れることを知らない声を上げた。


「……やっぱり、楽しんでたんじゃねーか!?」

「……………なわけないでしょう」


 嵌められた。そう思った香苗であったが、顔に出さず、その冷徹な表情で金城を言いくるめようとした。その時だった、


――ガタリ


「……金城くん?」


 突如立ち上がった金城。先ほどまでの騒々しい振る舞いはなりを潜め、奴は大人しく机へと戻っていった。再び参考書を開いて、鉛筆を握る少年。その様を見て香苗は怪しんだ。


(……まさか、)


 瞬間、教室の扉が開いた。


「土宮先生、お疲れ様です。これ、差し入れなんですけど良かったらどうぞ」


 綺麗なソプラノを奏でながら姿を現した少女。さらりと靡く鮮やかな黒髪に、真っ直ぐな、凛とした瞳。しなやかな手足に、すらりとした体躯をしている彼女は美少女と部類しても良いだろう。愛らしい顔には陽だまりの様な笑顔が飾られていた。


 差し出されたジュースパックを受けとり香苗も相変わらずの無表情で礼を返した。


「有難う、伊那瀬さん」

「いいえ」


 7センチほど己より低い頭を見て、次に金城へと振り向く。机の前に真っ直ぐと背筋を伸ばしながら座るその姿勢に、香苗は思わず突っ込みそうになった。


――お前は”忠犬”か



「金城くんもお疲れ様。はい、良かったらこれどうぞ」

「お、おう。有難う伊那瀬」


 金城の元へと歩み寄り、紙パックを差し出す伊那瀬。その姿に頬を赤らめながら、奴は言葉を返した。気のせいかその一挙一動はドギマギとしているように見える。


(……現金な子)


 伊那瀬優香いなせゆうかは隣のクラスの女子だ。しっかりとした性格や普段から垣間見える優しさ、そしてその可愛らしい容姿から密かに男子から人気を集めていた。事実、金城理人もその一人だ。本人がそう言ったわけではないが、香苗は何となく、そのあからさまな態度から奴の気持ちを察していた。恐らく、入学当初から好きだったんだろう。他と比べて二人は仲が良いし、お互いの事もよく知っているようだった。


(……青春、か)


 明るく談笑する男女を見て、香苗は目を少し伏せた。


(私にもそんなことあったっけ……)


 目を瞑って過去を振り返ってみるが、瞼の裏に浮かんだのは哉沢しおりとあの刑事の姿だった。じくり、途端に鈍く痛み出した心臓を抑えて、香苗は静かに頭を振った。


(……もう、関係ない)


 そうだ、忘れよう。そう決めたはずなのに、あの時の光景も想いも、どんなに時を重ねようとも香苗の記憶から消えてくれることは無かった。


「土宮先生、私はこれで失礼させていただきますね」


 不意に呼ばれた名前に香苗は、少し驚きながらも振り返った。見ると伊那瀬は扉に手をかけて丁度教室を出ようとしていたところだった。


「……もう行くの?」

「はい、これ以上長居しても悪いですし、私も仕事が残っていますから」

「……そういえば、実行委員だったわよね? 大丈夫なの? 家の方は……」


 伊那瀬はどちらかと言うと貧しい生活をしている。母子家庭で母は常に仕事で忙しく、また小さな弟が居るため、家事やバイトなどで大変らしい。それを此処に来た当初から知っていた香苗は心配そうに声をかけた。


「大丈夫です。うちには最近しっかりし始めてくれた弟が居ますから!」


 ふん、と鼻息を荒くして握り拳を作る彼女。そういえば以前も「弟が最近急に大人びてきた」と言っていたな、と香苗はふと思い出した。


「……そう。じゃあ、頑張って」

「はい、有難うございます。それでは失礼します」


 丁寧に会釈して颯爽と教室から出る彼女。その後ろ姿を見送って、後ろの金城へと振り返ると、何故か唖然とこちらを見ていた。


「何?」

「……なえセンが、伊那瀬に気を使った」

「……」


――この男、


 何処までも失礼な少年に香苗は少しの苛立ちを覚えたが、すぐに自分の今迄の行動を思い返して納得した。香苗は以前、いじめ、というわけではないが理由があって伊那瀬を散々注意していた。それは香苗にとっても苦い記憶だ。あの頃の自分はまるでシンデレラに出てくる意地悪な義母のようだった。ちなみにやることが、ではない。言い方がだ。

 香苗は苦虫を噛み潰したような顔をした。一体、自分のあの刺々しく厭味ったらしい言葉は何人もの生徒を怒らせ、敵に回したことか(今もだが)。実はその時、香苗は金城でさえも敵に回していた。今では普通に会話しているが、その実、以前の二人の関係は最悪なものだった。

 再びじんじんと痛み出した米神を香苗は抑えた。


「……とにかく、さっさと今日のノルマ熟して、帰るわよ」

「……ほい」


 やる気のない返事を返す金城。だが香苗は気にすることなく、さっさと奴の正面へと腰を下ろした。


「……にしても、あぢィ」

「それは、貴方が先ほどこれでもかと言うくらいはしゃいだからでしょう」

「はしゃいでねーよ! あれは訴えてたんだよ!」


 又もや怒鳴る金城。香苗は煩わしそうに肩を竦めながら、提案をした。


「じゃあ、ブラウスのボタンでも取って、首元を開けなさい。今日はもう注意しないから」

「……はい」


 叫びすぎて疲れたのか、覇気の無い返答をする金城。やはり熱かったようで、いそいそとブラウスのボタンを外し始めた。一つ、二つ、とボタンは解け、どちらかと言えば白い肌が少し厚めのブラウスから姿を覗せた。


「それでは、勉強を再開しましょうか」

「……はい」


 黙々と鉛筆を進める金城。その答案を腕の隙間から眺めながら、香苗は他の解答用紙を採点していった。


(……大分、マシになってきたわね)


 どうやら、この長い勉強会にもついに光明が差してきたようだ。香苗は無意識のうちに息を漏らした。


(……まったく、本当に世話のやける)


 つい、と視線を目の前の少年に向ける。一心不乱に出された課題を片付けるその様は何故か間抜けに見えた。机に肘を付きながら観察する。


(……やっぱ、子供だわ。前の“あれ”も気のせいね)


 脳裏を過った何時ぞやの光景。恐らく、あの時感じた可笑しな動悸も、何も、全て気のせいだったのだろう。それに安堵した香苗は何度目になるか分からない溜息を漏らした。良かった、これで自分は変態認定をされずに済む。


「だぁー、もう! 本当にあちィな!」


 確かにまだ3月とは言え、今日は何時に増して暑い。金城は気が付けば汗をかいており、服の下に篭もった熱を逃がすように首元をパタパタと仰いだ。


「っ……」


 香苗の息が止まった。

 ふと、上げた視線の先。大きく開いたシャツの首元で、鎖骨が見えた。

 ドクン。相手にも聞こえるのではないかと言うほどに、心臓が大きく鼓動の音を上げる。


(……え、)


 突然激しくなった動悸に、香苗は困惑した。


(……いや、そんな。まさか、嘘でしょう……)


 まだ発達途中の体。その少年の首下に浮き上がる鎖骨は、そのあどけない顔とは逆に何処か雄々しく、香苗は奴の“男の部分”を垣間見たような気がした。金城は以外にも広い肩をしており、その滑らかな肌の上で薄らと滲む汗は、気のせいか色っぽく見えた。


――ゴン!


「えっ!? ちょっ、なえセン!? いきなりどうした!?」


 大きな音を立てながら、額を机にぶつける香苗。


(……だから、なんでよ)


香苗は己の中で湧き上がった情欲に唖然とした。




――私は、こんなの絶対に信じない








つづく。



本日は此処までお越しくださり、誠に有り難うございます。



この作品は金城理人を主人公とした「私は犯罪者ですか?」のスピンオフ作品、及びそれのテスティングバージョンです。

本当はちゃんとした連載として書こうと思っていたのですが、途中で「……誰も読んでくれなかったらどうしよう」と言う不安が湧き上がりまして、このような形で投稿させていただきました。

元は連載だったのを無理やり三つの話に詰め込んだので、先の展開を多少”匂わせる”キーワードなどがあります。


良い評価、及びお気に入り数などを頂けることが出来ましたら、このお話をちゃんとした連載として投稿させていただきたいと思います。


尚、ヒーロー金城理人がどのような人物かをもう少し知りたいと思った方は宜しければ「私は犯罪者ですか?」までお越しください。


http://ncode.syosetu.com/n4552cd/


念のため忠告しておきますが、うちのヒーローは本当にフツメンです。

美形とかチート的に強いとかそんな要素は一切ありません。(でも知識チートのようなものはあります)。そして知ってのとおり、ちょっとおバカです。

ご都合主義を自ら禁じているため、四苦八苦しながらも金城くんは自分の力で道を切り開いていきます。


最初の展開は多少遅めですが、最後まで読んでいただけると幸いです。

尚、今の所香苗さんの出番は増えはじめていますが、少しモブに近いポジションに居ます。

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