7.異変の後は
リアルが忙しくて泣きそうでした
色々な東方小説を見てるから設定とか被ってそうで怖い
「それにしても凄いなぁ…」
今目の前に繰り広げられているのは魔理沙とフランちゃんの弾幕ごっこ
二人ともとても楽しそうだけど僕は絶対に混ざりたくないね
ちなみにフランちゃんの精神状態は僕の能力で固定してる
万が一のためにね
まぁ、ちゃんと人は殺しちゃ駄目って言ったから大丈夫だと思うんだけど
「楽しそうだな」
声に振り返るとレミリアさんが居た
「フランちゃんの遊び相手になれなくて残念ですか?」
「確かに残念だな。 どのくらい成長したか知りたかったしな」
そう答えるレミリアさん
案外普通に返されたなぁ
いつもなら「なにを言っている!!」とか言いそうなんだけど
「貴方にも感謝してるわ。 優」
「へっ? なぜですか?」
「結果的にフランを外へと出せたのは貴方のおかげだろう?」
いやいや
僕は何もしてませんよ?
ただハンデ満載の弾幕ごっこで勝っただけだし
「形だけでも受け取っておけ。 ありがとう」
「…どういたしまして」
こっちも形だけ返しておく
実際フランちゃんが積極的に動くのは魔理沙のおかげだろうし
毎日毎日弾幕ごっこをして楽しそうだよ
僕? 僕はもう勘弁してよ
下手してたら死んでいたんだから
「さて、私も混ざってくるか」
霊夢に負けた鬱憤を晴らすのはやめてあげてください
そして始めるようなら僕はここから立ち去りますからね
「結局始めちゃったよ… とりあえず逃げよっと」
そそくさと逃げる
ついでに咲夜さんの手伝いでもしよっと
「咲夜さ~ん。 手伝うことありませんか?」
「あら? 優様。 妹様の相手はいいのですか?」
「命が大切なので逃げてきました」
咲夜さんに苦笑いで返される
でもあの場所に居るだけでもきついよ?
「ではお客にお茶を出した後にパチェリー様の所に行ってくれませんか?」
「わかりました。 それでお客って誰ですか?」
「博麗の所の巫女です」
お菓子をたかりに来たのか
まったく巫女なら巫女らしくしておけば良いのに…
「分かりました。 霊夢ならお茶でいいんですか?」
「はい。 では私も仕事がありますので」
すると咲夜さんは一瞬で消えた
…実際僕が手伝う事ってあるのかな?
「こんにちは。 霊夢」
「あら? こんにちは。 咲夜じゃなくて優なのね」
「丁度暇だったからね」
あの弾幕ごっこからも逃げたかったし
「ふぅん。 ありがと」
「どういたしまして」
霊夢にお茶を渡す
普通に入れたけど大丈夫かな?
「ん。 なかなかおいしいわね」
「それなら良かったよ。 それじゃ、僕はまだ用事があるから」
パチェリーさんの所に行かないとね
「こんにちは~。 何か手伝うことありますか?」
「いらっしゃい。 それなら本棚の整理をして頂戴」
本棚の整理か~
久々にするなぁ
-----ここは大図書館
沢山の本があって時々僕も使わしてもらってる
ちなみにパチェリーさんは基本的にここで魔道書とか読んでるらしい
レミリアさんとは友人であるためどこかレミリアさんと似ている
「ふぅ… 結構あるなぁ」
大図書館といわれる位だから沢山の本がある
ゆえに広いし本棚も高いし…
物凄く疲れるんだよね
「少し休憩でもしたらどう?」
「そうさせてもらいますね」
さすがに長時間作業をしてると疲れちゃうしね
「ふぅ…」
「どうかしたの?」
「いや、疲れただけですよ」
さすがに量が多すぎるよね
これをやってる咲夜さんやお母さんは凄いなぁ…
「そう。 休み終わったら残り宜しくね」
そう伝えると本に集中を戻すパチェリーさん
この大図書館にある本のほとんど読んでるんだよね
そう考えると凄いよね…
「もう少ししたら休憩終わろっと」
「そうそう優。 今日の夜は宴会らしいわよ。 参加するの?」
「皆さんの邪魔にならないなら… 参加したいですね」
「そう。 じゃあ私からレミィに伝えとくわ」
宴会かぁ
沢山の人と食べたりするのってあんまり無かったから楽しみだな~
異変の後は宴会ですよね
次で一応紅霧異変は終わり
それよりキャラの喋りが安定しないです…