表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

59/70

第五九話 ラストシティ

◇◇◇◇

 

 サダトラの看病は、いったんリリーに任せて、俺たちはルキアを追う。


 まずは周囲を見回す。

 ラストドラゴンが果てた場所には、いくつかのアイテムが転がっていた。戦いの余韻がまだ残る砂地を踏みしめながら、そそくさと回収する。


 アスカが、ふと首をかしげる。

「……ルキアは、ドコにいるの?」

 俺は、なんとなく察しがついていた。

「ここは……最果ての地。しかし、"最果ての地の、さらに最果て"がある!」

「……え??」


 目的地は、この奈落を超えて……千ブロック以上離れた所のどこかにある。行く方法はいくつかあるが、一番早いのは……


 俺は浮島の中央、台座のそばで羽を休めている、アオに視線を向けて――みんなに呼びかける。


「行こう、ルキアが潜む……ラスト・シティへ」


 右足の痛みもだいぶ引いて、なんとか歩けるようになった。そして、全員でアオの元に向かう。


 ハヤブサが、その巨体を見上げて感嘆の声を漏らす。

「……近くでみると、ほんとにデカいな……」


 鮮やかなブルーの、堂々とした体躯。愛嬌振りまくスモールドラゴンとは打って変わり……その姿は、どこまでも凛々しい。


 しかし、抜群に気が利くのは、変わらない!

 状況を察したアオは、ぺたんと体を低くして、乗り易い姿勢を取ってくれた。


 皆で背中によじ登り、体勢を整える。


「飛べ!アオ――奈落の果てへ!」


 バサ……バサ……バサ……


 ふわり


 巨大な羽がゆっくりと空を叩く。

 柔らかな、心地よい振動とともに、ブルードラゴンが上昇。漆黒の闇へと、首先を向ける。


 中央の大きな浮島を離れると――

 上下左右、どこを見ても闇。何もない、ただの空間。松明の淡い光だけが、アオの背をぼんやりと照らしている。


 目印になるものは、何一つない。

 不安そうに、アスカが声を上げる。

「……この方向で、合ってるの?」

「方向は、どっちでもいいんだよ」

「……ええっ!」


 そう、ラストシティは、千ブロック離れた先のどこかにランダムで生成される。すぐに見つかるはずだ。


 前方をぼんやり眺めていたユキが、声を上げる。

「……あっ! 何か見える!」


 闇の奥から、ぼんやりと輪郭が浮かび上がる。やがて、それは形を成し――大小さまざまな浮島の群れが、空間いっぱいに広がっているのが分かった。


 そこに辿り着くと……俺はアオに旋回するよう頼んで、目を凝らして周囲を眺める。


 すると……浮島にそびえ立つ紫色の巨大な塔と、その真横に浮かぶ船のような構造物が目に入る。


「見つけた!……アオ、そこの浮島に降りてくれ!」


 バサ、バサ、バサ


 ゆっくりと高度を落とし、塔のそばの砂地へ着地する。そして、アオの背中から降り立ち、塔へと向かって歩く。


 塔の周囲には、シェルカーと呼ばれる不思議な生き物が住んでいた。1ブロックの小さな、真四角の箱のような生き物。襲ってくる者もいるが、弓と剣で難なく倒して――アイテムを回収する。


 そして、塔の入口へ。


 中に足を踏み入れると、らせん階段が、上へ、上へと果てしなく続いていた。皆何かしらのケガを負ってるので、支え合いながらゆっくりと登っていく。



 全ての冒険者が目指す場所。

 この先に……ルキアがいるはず!


いよいよ、ルキアの元へ!

ポイントがなかなか伸びません( ;∀;)

評価(★)、ブクマ、まだの方、ぜひぜひお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ