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第三話 JK姉妹との約束

敵のゴールドアックスが俺の頭をかち割ろうと迫った、その瞬間――!

巨乳JKちゃんがポーションを空へ放り投げる!


オオオオッ――!


大地を揺るがす咆哮とともに、白いドラゴンが天より舞い降りた!


ブオオオオオオッ!!

グギャアアアアッ!!


その口から放たれた灼熱の炎が、白オークに襲いかかる!


グギギギッ――!!

ウグアアアアアアッ!!


白オークは炎に包まれ、のたうち回る!

「今だっ!」

俺は地を蹴り、ダッシュから跳躍――頭上から一気に斬り込む!

「やああああっ!」

巨乳JKちゃんも、その後に続いて渾身の一撃!


ブシャァアアアッ!


白い巨体が紅に染まり、鮮血が地を濡らす。


ウ……ウゴア……アアア……


断末魔のうめき声と共に、白オークは崩れ落ちた。

――ようやく倒した……!


すると再び光が二人を包み込み、気がつくと元の姿に戻っていた。


巨乳JKちゃんも無事、元の姿に戻る。

(……ちょっと残念……いや、ちょっと安心)


ハア、ハア、ハア

二人とも疲労困憊。肩で息をしつつ、大通りの脇でへたり込む。


…………

「お姉ちゃん!」

貧乳JKちゃんが駆け寄ってくる。


…………

俺は視線を逸らしながら、遠慮がちに尋ねる。

「……あ……あの……」

「……」

……

その時、貧乳JKちゃんが割り込む。

「!お姉ちゃん!よかった、心配したよお!!いけない!怪我してる!?」

「大丈夫、こんなのかすり傷よ!それよりユキが無事でよかった!」


……

胸以外ほとんど同じなのに、性格はだいぶ違うんだな……

(双子って先に出た方が姉なんだっけ……?)

そんなことをぼんやり考えていたら、二人はっとした表情で俺の方に視線を向ける。


「あ……あの!助けて頂いて、ありがとうございました!」

妹がぺこり。

「助けてくれてありがとう!危なかった〜っ!」

姉もぺこり。


JK姉妹が頭を下げる。

そして、巨乳の姉が名乗る。


「私の名前は新谷(シンタニ)アスカ、そして……彼女が妹のユキ。ところで……さっき、私のコト、巨にゅ……」

あわてて会話をさえぎって、俺も名乗る。

「あ……そうそう!俺の名前は西、大輝だ。ダイキって呼んでくれ」

「……一人で出歩くなんて度胸あるわね!しかも見た事のないスキル……っていうか、何で水着になんなきゃいけないのよお!」

「いや……俺も水着だったろ?お互い様ってことで!」

「意味わかんない!」

妹のユキがフォローする。

「お姉ちゃん、落ち着いて!スキルの力で助かったんだから」

「……まあ、そうね」



気を取り直して、お互い情報交換。

「この辺に住んでるの?」

「ああ。ただ、最近引越してきたばかりで、よくわからないんだ。助けた代わりに、色々教えてほしいかな……」

「うん、わかった!」



ここぞとばかり、色んな事を聞いた。どうやら、ここは間違いなく東京だが、違う世界線のような感じがする。


ざっくりまとめると……

・ここは、異世界の東京で、地形や地名はほぼ同じ。

・数十年前から、地下に異形の魔物が巣食うようになる。その魔物たちと住人は激しい戦いを繰り広げている。

・アスカとユキは地元の高校をまもなく卒業する。卒業生たちの大半は、魔物を討伐するためのパーティを組んで戦いに参加する。



ともかく、ここの住民にとっては、地下の魔物を討伐するのが一番の重要事項であり、そのためにギルドなどの仕組みも整備されているようだ。


そして、彼女たちとは、次の休日に地下を探検する約束を取り付けて別れる。



明日はギルドに行ってみるか……

何といっても、まずは生活の基盤を作らないといけない。スキルを使って魔物を倒して、ギルドから報酬を得る……

これから、今まで想像すらできなかった日々が始まろうとしていた。



私もJK姉妹と一緒に冒険したい!

と思った方は、評価ポイント(★)、ブックマーク、などアクション頂けると嬉しいです!


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