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幼女吸血鬼と取り戻せない程の恋をした

作者:菜乃音
 ある日の夜、白井陽(はる)は学校で美少女と名高い少女――アリア・コーラルブラッドと出会った。
 人ならざる深紅の瞳を持ち、容姿端麗でありながら幼女体型のアリアとは、自分を隠している陽は住んでいる世界が違うと思っていた。
 アリアを庇って、川に落ちて傷つくまでは。
 赤い月明かりが差し込んだ時、アリアが吸血鬼であることを知ってから始まる、どこか抜けた紳士と幼女吸血鬼の不思議な関係。
 その次の日から、お互いの大胆な行動は交差していく。
 アリアに朝まで付きっきりで看病されたり、陽は学校でアリアに日傘を差してみたり……しまいには自分(陽)の家に住まないかと誘ってみたりと、二人の距離はゆっくりと近づいていく。
 これは、何かとおせっかい焼きの幼女吸血鬼のアリアと、紳士気質でどこか抜けた優しい人間の陽が、二人だけの秘密を作って近づいていく焦れったくも甘い物語。

 人間か、吸血鬼か、それとも自分らしくか――種族の壁を越えた恋愛がここに幕を開ける。
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エピソード 201 ~ 214 を表示中
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