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アネモイの旅  作者: Kaこ
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Ep.1

 男は降りしきる雪を踏みしめながら故郷の村にある教会に向かっていた。男の名前はアネモイという。アネモイがこの教会に向かっているのには理由がある。

 1か月前妹の死を伝える内容の手紙が冒険者協会に来ていたからだ。

 その手紙には妹が自分は死んだこと、彼女の唯一の家族の孫を頼んだこと、アネモイが来るまで村の教会に預けていくことが書いてあった。

 この手紙を読んだとき、アネモイは申し訳なく思っていた。

 なぜならこの手紙はおそらく妹が死ぬ前に出していたものだ。つまり妹はこうなることを見越してこの手紙を書いていたのだ。

 我ながら見事な妹である。と誇らしげに思いながらも、妹の死に立ち会ってあげれなかった罪悪感をを胸にアネモイは教会に向かっていた。


 少女は、憂鬱な朝を迎えていた。その少女はまるで雪のような髪に肌、まるで妖精のようにかわいらしかった。少女の名前はアルティナという。

 アルティナは、とある男の迎えを教会で待っている。

 その男はアルティナの祖母の兄つまり伯祖父であるという。

 しかしアルティナはその男に一回も会ったことがなかった。そこで祖母であるガルシィのことを思い出した。ガルシィは死ぬ直前に彼女の兄であるアネモイ宛で冒険者協会に手紙を出せと言っていた。

 しかし思えば、祖母はアネモイについてほとんど話したことがなかった。

 だからアルティナはアネモイという男を信用していない。祖母からほとんど話していないのに信用されていることに嫉妬も感じた

 あれから一か月アルティナはアネモイに怒っていた。

 勝手だとは思っているが、子供ながらに早く迎えに来ないことが心配なのは自分でもわかっている。わかっているのだ。

 アルティナの住んでいるオイシス大陸の北部に位置するゲルセルクはとても魔物が出る危険地帯であるゲレサン高原を通らないと着けないようなとてもたどり着くのが大変な土地なのである。

 そのせいで滅多にオイシス大陸の中央部からの連絡はほとんどない。

 なので冒険者協会に手紙を届けるのにもかなりの高ランクパーティーに2,3年は遊んでいけるような大金を支払った。

 そんな上級パーティーでしかたどり着けないようなところに果たしてたどり着けるだろうか。祖母は心配ないととても信頼しているようだった。思えば、祖母はアネモイについてほとんど話したことがなかった。

 本当に大丈夫なのだろうか、などと考えていると「ちょっと薪を取ってきてくれないか。」と牧師の呼ぶ声が聞こえた。急がなければとベッドから体を起き上がらせ部屋を出た。

 薪を裏口から取り、薪を窯に入れると魔道具によって勝手に火がつく。アルティナは火をつくのを見るのが好きだった。パチパチという音、ゆっくりと感じられる熱といい穏やかな一日が始まるのにぴったりだ。

 そんなふうに牧師と一緒に朝食を取ろうとしようとしようとしていた。その時突然教会の入口からノックが聞こえた。すると牧師はこんな朝から誰だろうと言って、 ドアを開けた。そこに立っていたのは、見たところ30半ばの旅人のようだった。それを見てアルティナはがっかりした。なぜならアネモイという男は祖母の兄つまり祖母は3歳差と言っていたので、95,6のはずなのだ。半心がっかりしていると、その男が、牧師に「こんな朝から申し訳ございません。私はアネモイというものです。妹のガルシィが、預けているアルティナを迎えに来ました。」といった。

 すると牧師は「あぁアネモイ様でしたか。どうぞこちらへ長旅大変だったでしょう。」とこちらへ向かってきた。

 私は、(えっあの人がアネモイ?絶対違う。見た目が違いすぎる)と戸惑った。そうしていると牧師が「アルティナ、 こっちに来てください。迎えが来ましたよ」と呼んだので、 偽物のはずのその男は何故かこっちの方にまっすぐ歩いてきた。

初投稿なので、至らない点もあると思いますがご容赦ください。

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