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【30分読破シリーズ外伝】各作品を執筆中に僕が思ったこと。

生成AIの台頭と未来の小説家


 2025年。


 現在、ついに話題の「ChatGPT-5」が登場しました。


 ここ数年のAI技術の進化は、まるでSF映画を早送りで見ているような気分です。ほんの少し前までは、「AIが小説を書く」といっても、誤字や不自然な言い回しだらけで、まぁ所詮こんなもんかと思っていました。 

 それが今では、どうでしょうか?テレビでも取り上げられていますが、もうビジネスの現場でも大手企業を中心にすでに取り入れら始めています。

 議事録をとらせるなんて余計な人件費は要らなくなりましたね。

 この進化のスピードは、小説家という職業の未来を考える上で、避けては通れない問題だと思います。


 例えば20年後、小説は誰が書くのか

 

 僕はこんなよく未来を想像します。

 

 だからこれは僕の創造でしかないけれど 20年後――2045年頃にはもう間違いなく、イラストレーターや漫画家、そして小説家にも「完全にAIが作る作家」が登場していると思います。うーん、もっと早いかもしれません。


 イラストの分野では、もうその兆しが見えています。生成AIが描くイラストは物により、構図や色彩、質感まで人間と見分けがつかないレベルに達しつつあります。漫画も、コマ割りからセリフまで自動で作る実験が進んでいます。『ブラック・ジャック』で一時期、話題になりましたね。


 では、小説はどうでしょうか。僕は「時間の問題」だと考えています。


 AIは休みません。締め切りもなければスランプもありません。さらに読者の好みや傾向を大量のデータから分析して、「今もっとも読まれる物語」を計算してしまいます。そうなれば、多くの読者は「人間が書いたかどうか」ではなく、「面白いかどうか」だけで作品を選ぶようになるはずです。


 つまり、AI作家がベストセラーを生み出す時代は、避けられない未来だと思います。あくまで僕の予想でしかないですが。


 では、その時に人間の作家はどうなるのでしょうか。


 ひとつの答えは「作家というブランド」だと思います。

 人間が書く物語には、その人だけが持つ経験や価値観、喜怒哀楽が自然ににじみ出ます。AIは真似できても、その人が生きてきた人生そのものまではコピーできません。読者が「○○さんの作品が読みたい」と思う限り、その作家は生き残れるでしょう。


 まぁでも、正直に言えば、それすらもいずれAIに再現されてしまうかもしれません。AIが作家の全作品や発言、活動履歴まで学習して、「もしこの作家が次に書くなら」という小説を生み出せる日が来るはずです。(もし、そうなら僕の大好きな『ドラえもん』の続きを見ることができるのかなぁ)

 ともかく遠くない未来「人間らしさ」ですらAIが模倣する時代になるはず。


 僕、アキラ・ナルセが小説を書こうと思った理由は、とても単純です。

 物語が好きだからです。

 子供の頃からゲームや漫画、小説の世界に夢中になって、胸が熱くなったり、涙を流したりしてきました。小学生の時には、クーピーを使って描いた自作の漫画を友達にプレゼントして笑ってもらうのが嬉しくて。


 でも、AIの進化を見ていると、自分の中にこんな考えが浮かぶことがあります。


 ――あと何年かすれば、人間が一から小説を書く意味は、今よりずっと薄くなっているかもしれない。だってAIでいいじゃんみたいな。


 もちろん、人間にしか書けない唯一無二の物語はあると思います。それでも、その「人間らしさ」ですらAIが真似する日が来るかもしれません。そうなる前に、僕は自分の物語を形にしておきたいのです。

 後で「あの時やっておけばよかった」と後悔するくらいなら、未練が残らないように多少の粗があってもそれが人間らしさだと思い切って、全力で書きたいと思います。


 皆さんはどう思いますか?

 怖いと思いますか?


 それとも、新しい世界の到来にワクワクしますか?

ここまでお付き合い頂きまことにありがとうございます。

このエッセイは、この僕がすでにこのアカウントで執筆、投稿した【30分読破シリーズ】の1作品を書いていて思ったことを書き綴ったものです。

作品名は

『【30分読破シリーズ①】手のひらサイズのクマは、僕の未来を最適化するためにやってきた。』

です。ぜひ合わせてこちらもお読みください!

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― 新着の感想 ―
進化する文明でのAIが執筆する小説は確かに凄いでしょう 私たち人間が書いたとして、後から追い抜かれてしまえば、完全敗北は目に見えています それならばいっそ、AIを認めたうえで、こちらが先に書いていくし…
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