表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/229

閑話 『派遣風俗、選んだのは“不健全コース”でした』不健全編

「──本日は“不健全コース”をご希望とのことで、担当させていただきます。メリッサです」


 


それは、まさに“静かなる衝撃”だった。

清楚な笑顔、艶のある声。

流星の部屋の扉を開けて現れたのは、

しっとりとした色香をまとった、ヒーラー風のお姉さんだった。


 


「お、お手柔らかに……」


「ふふっ、大丈夫です。

当サービスは“合意と快楽のバランス”を大切にしていますので、ご安心を」


 


◆ ◆ ◆


 


「それでは、ベッドに仰向けで。服は、こちらで脱がせても?」


「お、おおおお……お願いします……!」


 


メリッサの白く滑らかな指が、

ゆっくりと流星のシャツのボタンに触れる。


一つ、また一つと外れていくたびに、流星の呼吸は浅くなった。


 


「くすっ……緊張してます?」


「そりゃするでしょ!? だって君……いや、貴女、ちょっと反則だって……!」


 


やがて彼の上半身が露わになり、

メリッサは魔力の込められたオイルを手のひらに広げる。


 


「では──“流し”から入りますね」


 


魔導ヒーラーの専門技術。

滑らかにすべる指が、鎖骨から腹部、太ももへと流れるように撫でる。


 


「……くっ、これは……戦場じゃない、けど……戦だ……!」


 


流星の理性が、少しずつほぐれていく。


その指先の圧は絶妙で、くすぐったさと心地よさの狭間を責めてくる。


 


「……そちら、少し反応が出てきましたね。

でも、施術の一部ですのでご安心ください」


 


メリッサの手が、ついに“境界線”ギリギリへ──


 


「だ、大丈夫ですか? 嫌じゃないですか?」


「ぜんっぜん嫌じゃない!! 合意です! 完全なる! 合意による癒しです!!」


 


「ふふふ、よかったです♪」


 


◆ ◆ ◆


 


──30分後。


 


「……お時間、終了です。延長……なさいます?」


「……いや……たぶん、これ以上は理性が持たない……」


 


流星は、シーツにくるまったまま、放心状態で呟いた。


「……これが、世界の真理か……」


 


メリッサはふっと笑って、肩に羽織をかけながら最後の言葉を残す。


 


「どうか、“癒しを守るための戦い”──頑張ってくださいね」


 


扉が閉じられた瞬間。


 


流星は、拳を握りしめた。


「……俺はこの街を、もう一度“本来の輝き”を取り戻させる。

異世界に、“風俗の夜明け”を──!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ