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0.前作を読んでいない方への長い補足


ステラ

ハザウェイ国のシャロン侯爵家に生まれる。

5歳で伯爵令息と非公式に婚約するも15歳で婚約破棄。

その頃、ロイン国の王女を祖母に持つ自身がロイン国の王位継承を有していることを知り、父の命によりロインについての勉強をはじめる。


父エドガー・シャロンが王族・貴族制度改正を利用して爵位を返上したためステラは17歳で上級市民となった。財閥総帥を父に持つステラは、身分が変わり貴族特権を失っても生活に支障はなく、シャロン財閥総帥の娘として大切に育てられる。


18歳で2度目の婚約をするが、19歳で婚約を解消。

ステラは、進学・結婚の二択に迫られることに辟易し、王都事務官という仕事に就いた。


ステラ21歳のとき、母グレースのロイン王位継承権放棄のためシャロン一家はロインを訪問する。その際にステラは自身の継承権放棄を申し出る。それは認められるどころか、ロイン国からの対面維持費支給保留を条件にロイン建国祭への参加を約束させられてしまった。


ステラの瞳は、ロイン王家の先祖返りとされる星姫の証である瞳に複数の色を持つアースアだった。それを知ったロイン国王と王太子エドワードはステラ一家をロイン国に取り込もうと動き出した。




ロラン

(ロレンツ・ロラン・ギース/ロレンツ・ロラン・サンク・ハザウェイ/ロラン・ロッシュ)


ハザウェイ国王弟の三男であるロレンツ・ロラン・ギースが5歳になったとき、1つ年上のステラ・シャロンとの婚約話が立ち消えたことから、ステラに関心を寄せはじめた。ロランは、ステラの動向を調べステラダイアリーにそれをしるし、妄想し、陰ながらステラを追い回していた。

ついには、ステラ等身大人形を作り、それをクローゼットに囲い、10歳のロランはステラとの生活を楽しむほどたった。これに気づいた周囲は、人形を取り上げ、ロランのステラ熱を下げることに尽力した。


12歳のステラが隣国スニミキラへ留学したことを知ったロランは、国王に留学を申請するも、ステラの後を追うことは叶わずロイン国へ留学した。その際に、ロランはロイン王家と親交を深めていた。


ロランが帰国するとステラは婚約破棄後で婚約者がいない状態だった。ロランの冷めない一途さに王家側はロランとステラの縁を取り持とうとした。


しかし、王族・貴族法改正が2人を隔てた。


16歳のロランは王位継承順位が上がりロレンツ・ロラン・サンク・ハザウェイと名を改め、王城住まいとなった。17歳のステラは侯爵令嬢から上級市民へと、2人の身分は離れてしまい。合法的に婚姻することは不可能となった。ロランはステラを諦め勉強に明け暮れた。そうして、ロランの初恋は幕を閉じた。はずだった……。




ロランがステラを諦めて2年が過ぎたころ。

ロランは、学業の傍らで自身が経営するカフェで偶然ステラを見かけた。

ロランはステラの事を調べなおした。ステラは2回目の婚約をしていた。しかし、今度の婚約者もステラを大事にせず、ステラは幸せそうには見えなかった。そんな状態を目にしていたロランは、心配のあまり店員のフリをしてステラに話しかけた。

それは二言三言の客と店員のやり取りだったが、ロランの心の奥底に閉じ込めた恋情が再燃するには十分だった。

その直後、ステラが2回目の婚約を解消し、王都事務官への道を選んだことを確認したロランはステラの側に居ることを選択し、国王に謁見した。


国王との条件を果たしたロランは身分を隠しロラン・ロッシュとして王都事務官になりステラが所属する会計課へ新人事務官として配属される。

配属1カ月後、偶然にもステラがロランのメンターになったことをきっかけに、ロランはステラとの距離を詰める。数カ月後には、仲の良い先輩後輩の関係を築くことに成功し、少しでもステラと一緒に過ごせるように2人だけのスイーツ部を作るなどしてロランは長い時間をステラと共に過ごすようなった。




ステラの幸せを第一に考える父エドガーと母グレースは、男尊女卑が色濃いハザウェイ国に辟易していた。一方で、血統至上主義のロイン王家でのステラの待遇の良さに疑念を抱いていた。

ステラを巡って不測の事態が生じたらすぐにでもステラを連れて第三国への逃亡を画策していた。


ステラが採用されて3度目の春、ロイン国エドワード王太子はその身分を隠し、視察団に紛れてステラとロランの前に現れ、ハザウェイ国王を巻き込んで画策し、ステラをロインへ連れ出そうとする。


ロイン国視察団歓迎式典でステラのロイン国への派遣が発表された。


ステラをエスコートしていたロランはいきなりの発表に驚愕する。

ステラの父エドガーの合図を受けとったシャロン家執事リシャールが「第三国への出国」のためステラの手を取りロランの前から去ろうとする。


ステラから離れたくないロランは自身の王族という身分を利用し、ステラのロイン派遣を阻止するために、ステラへ婚約を申し込む。

ロランからの突然の申出に驚きながらも、その熱い思いに困惑しながら、ロイン派遣・第三国への出国・ロランとの婚約を天秤にかけ検討する。


本来は事なかれ・現実主義者のステラは考えあぐねた末に感情を優先させロランの手を取った。


そして、ハザウェイ王家・ロイン王家・シャロン家の思いが渦巻く中、グレースのシクシク作戦の援護を受け、政略を排除した形でステラとロランの婚約は辛くも成立した。


そんな婚約をした2人と周囲の人達の思いが絡み合うお話です。



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