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雨は······

作者: 桜海冬月

雨が世界を覆っている


優しいけれど悲しい音色


言葉も出ずに嗚咽する 


光明と思って掴んだそれは


何より重たく骨を圧した


世界をつんざく雷鳴は


泣きたい私を急き立てて


逃げた先はもう行き止まりだ


助けなんてもう来ない


あったとしても雨雲の中で


怯える私は知る由もない


人を呑み込み人を癒やす


雨の力は表裏一体


逃げ道を塞いでとおせんぼう


乾く生命を湿らし包む


どちらでもありどちらにもなる


一粒一粒は弱くとも


集まればナイフより怖い言葉だ

悲しい

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