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夢を見た

作者: 桐原まどか



夢を見た。

薄らぼんやりとした灰色の情景。

どこまでもどこまでも続く、、、虚無。

行くあてのないわたしは、黙々と足を動かし続けた。


夢を見た。

一面真っ白の部屋に、閉じ込められていた。

何故か、水や食べ物はあったので、特段脱出も試みずに過ごした。

檻みたいだな、と思った。


夢を見た。

そこは薄明るい、見た事のない場所だった。

なんとなく『あぁ、ここでおしまいなんだな』

と思った。


目覚めたわたしは思った。

きっと、これらはわたしの心象風景。

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