第1章 迷宮迷子「二」アクティブスキル
ウホウホ!!
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彷徨う醒騎士ミロク
レベル182
職能:彷徨者
HP:6000/6000
MP:720
筋力:880
体力:600
器用:300
速力:220(720)
魔力:720
信仰:30
幸運:7
スキル
剣術:D 槍術:D 斧術:D
格闘:C 弓術:D 魔術:B
アビリティ
□創生変態:EX
□鑑定:D
◯自己再生:S
装備
武器類
右:呪禁騎士の剣
左:カイトシールド(背部収納)
頭:呪禁騎士のフルフェイス
胴:呪禁騎士の鎧
手:呪禁騎士の籠手
腰:神秘のベルト
脚:呪禁騎士のチェインホーズ
靴:呪禁騎士のサバトン
アイテムボックス内/予備兵装類
呪禁騎士の両手槍
呪禁騎士の両手斧
魔銃『ペネトレイト』(残弾xx)
麻の衣服
レザーブーツ
マンティコアの呪魂
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醒騎士形態で剣を構え、鎧姿で青水晶の大猿と対峙する。
自分のステータスを見るとわかるが、2レベル上がって少し強くはなっていたが、レベルが60も下のブルーロックエイプと見比べても明らかに物理面で負けている、ダメージ通るか?
──問題ありません、素の物理ステータスこそ高いですがブルーロックエイプは一切武器や防具、結界系のスキルを持ちません、筋力や体重差を考えるとまともに攻撃をもらうのはまずいですがこちらの攻撃はスキルによる補正、武器による補正の双方で筋力値以上にダメージが出るはずです。
「──筋力増幅Ⅱ」
「お?」
ミアの詠唱と共に一瞬、俺の体が淡い赤色に輝く。
「補助魔法、筋力を底上げしたわ」
「ありがとう、助かる」
──来ます!
「ととっ……えらく真っ正直に突っ込んできたな!?」
おそらく何も考えていないのだろう水晶魔猿はただ愚直に拳をまっすぐ繰り出し、時に蹴りを放つ。
……単調だ、わかりやすすぎてありがたいくらいに。
力こそ強いが単調で捌きやすい拳や蹴りを盾でいなし、時に戻りにあわせて斬りつける。一撃一撃はたいしたダメージではないが数分もするとあちらは手足に無数の傷を負い、対するこちらは無傷だった。
「……は、あの理不尽な真黒々介に比べりゃ全く怖くないな」
ギュァァッ、と叫びながら水晶魔猿が後ろへ跳び逃げだそうとする、が。
「──逃さねえぞ、経験値!!」
──剣術スキル内のアクティブスキルを起動します、選択して実行してください。
剣術:D
スラッシュ:単体の敵にD6+武器補正の斬撃属性ダメージを与える、稀に出血デバフを付与。
技名を心中で意識した途端に身体がまるで映像をトレースするかのように、剣の術理に従って最適な動きを実践する。
「っりゃあ!!」
「ウホッ、ブフゥ〜〜ッ!?」
ズシャッ、と鈍い手ごたえと共に水晶魔猿の丸太のような腕が片方、ずるりと落ちた。
……そして、ふと思いついた出来そうな事、を即座に実行に移す、剣と盾を手放し次元収納に収納、次の瞬間にはさらに取り出した“呪禁騎士の槍“を握りしめ──真っ直ぐに、叫び声を上げ、大きく開かれた口蓋にその穂先を突き入れた。
「ショックスラスト──」
槍術:D
ショックスラスト:単体の敵にD6+武器補正の刺突属性ダメージを与える、稀に麻痺デバフを付与。
槍技スキル内のアクティブスキルを発動、魔猿の脊椎を貫き、捻じ切る。
経験値を会得しました──ミア・ハースレイのレベルが68→74に上がりました。
「わ、凄い……一気にレベルアップした」
この分なら複数個体と遭遇さえしなければある程度の安全マージンを確保しつつ進めそうだ。
「とりあえずは休めそうな場所を探してみよう、まずは落ち着かないとなできれば水も確保したいし」
「そうね、でも油断しないで行きましょうここは私たちのレベルに見合う場所とは言えないから」
──では警戒は私も補佐を行います、マッピングも行っておきますね。
ラダーさんまじ万能、最高。
──できる事しかできませんよ、今の私はアカシックレコードとは乖離しておりますので。
(……乖離してなきゃできたのか?)
──当然です。
……顔はないのに何故かラダーが凄いドヤ顔してる気がした。
──お猿さんは犠牲になったのだ。
次回、ドロップアイテムと使い道。




