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散る桜、咲き続ける桜

作者: 如月晶
掲載日:2022/04/16

桜なんて嫌いだ。

私が一番嫌いな色してるし、たまに虫ついてるし。

何より桜はすぐ散るんだ。

私は入院中、病院の窓からずっと桜を見ていたけど、いつも、すぐに散ってしまう。

桜は私と似ていた。

私の命ももうすぐ桜のように散るんだ。

私が生きられるのは、あと一日かあ。

何もやりたいことなんてないよ。生まれてからずっと入院してたし。

親の顔も忘れてしまった。お見舞いに来ないし、私の事なんてどうでもいいのだろう。

私はその日、ぼーっと過ごし、そのまま眠り込んだ。



気づけば私は雲の上に乗っていた。

天国って本当にあったんだ。

ん…?

私と同じようにほかの雲の上に桜の木が立っていた。

あの桜も散っちゃうのかなー。

私はしかし何日たっても、桜が散ることはなかった。

「そっか。桜は天国では咲き続けるんだね」

私もここで咲き続けようと思った。

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