表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/73

4話:商社入社、投資とドライブ

 1973年の晩秋、オイルショック「石油危機」の影響で、日本全国のスーパー店頭からトイレットペーパーや洗剤が消えた。「石油供給が途絶えれば、日本は物不足になるのでは?」


 そんな不安感が人々を買いだめ・買い占めに走らせ、一方で売り惜しみや便乗値上げなどをする小売店も現れた。第1次オイルショックのきっかけは、1973年10月に勃発「ぼっぱつ」した第4次中東戦争。


 OPECが、原油の供給制限と輸出価格の大幅な引き上げを行うと、国際原油価格は3カ月で約4倍に高騰。これで石油消費国である先進国を中心に世界経済は大混乱した。


 時代は、石炭から石油へとなりエネルギーの8割近くを輸入原油に頼っていた日本も大混乱に陥った。原油の値上がりはガソリンなどの石油関連製品の値上げに直結し、物価は瞬く間に上昇。


 急激なインフレはそれまで旺盛だった経済活動にブレーキをかけ、1974年度の日本経済は戦後初めてマイナス成長となった。高度経済成長期はここに終焉を迎えた。


 すると、おおよその会社の雰囲気が、わかり、最初、大手商社と考えたが、将来性を考えると、株を購入したM物産に入りたいと考えるようになった。また、先輩との話を聞いて雰囲気も調査した。


 そして、1974年の夏休みM物産に入社希望を出して筆記試験と面接試験を受けた。9月下旬に内定通知が届いた。その後、証券会社の日曜勉強会の時、証券会社の沼津悦郎が、雨宮ほたるを呼んで彼の部屋に入った。


 その時、東大の経済学部出身とわかり彼は、ディーラーとして活躍してると言われた。その時、これからコンピューターの時代で、電電公社が、日本の総合電機メーカーと組んで、国産のコンピューターを作ろうとしている。


 そのグループの1つ目は、富士通と日立製作所 で、両者ともIBM互換路線を考えている。2つ目は、NEC「日本電気」と東芝で、 ハネウェル、GEと提携してるが、自社の企画のコンピューターも考えている。


 3つ目が、三菱電機と沖電気で、ここは、外国との提携なしで、自社開発のコンピューターを考えている。この3グループは、1972年3月にそれぞれ組合を結成し、補助金を受けることとなった。


 普通に考えれば、富士通と日立製作所が、コンピューターの巨人IBM互換路線で、一番早く、本格的なコンピューターを開発できそうだ。しかし、富士通と日立は「メリットのある部分だけ共通化、他は独立独歩」と考えていた。


 これには、通産省も困ってしまい、第二グループのNEC「日本電気」と東芝に打診すると、乗り気になっていると言う情報が入っている。そうした場合、日立、東芝は、大型コンピューターが得意である。


 今後、必要とされるのは、安く、汎用される小型コンピューターと考えれば、消去法で、NEC「日本電気」と考えるのが妥当だろうと話した。その意見に対し、雨宮も同意して、確かに、その通りですねと答えた。


 それでは、NEC「日本電気」を買ってみたらと沼津悦郎が、雨宮ほたるに言うと、是非買いたいと答えた。わかった、その件を雨宮君の担当者に伝えて、下値を報告させ、買ってみたらと言ってくれた。


 そして、また何か、相談事があれば、担当者を通じで、私に相談しても構わないと言ってくれた。これを聞いて、お礼を言って、部屋を出た。その後、1974年11月29日金曜日、早朝、NEC株、115円の気配値と証券会社の担当社から電話が入った。


 その助言を聞き、4万株、成り行き買いの注文を出し、すぐ460万円で買えて、口座残金が115万円となった。その後、大学の卒業論文を提出し、受理されると1975年となった。4月からM物産の本社で、新人研修が始まった。


 まず、英語能力を上げるために英会話と英文の文章の読解力を徹底的に教え込まれ、正しい発音も指導された。仲間達は、銀行、証券など給料の高い職種を選んで、就職していった。


 しかし、忙しくなり、大学時代の友人と会う機会が、全くなくなった。そして8月の夏休み、山里智司、木村直美、栗山朋子さん達と山里の実家の車で、富士高原へ1泊2日で、ドライブ旅行へ出かけた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ