表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

除湿器

作者:


君が薬を飲む

定期的に痛いのだと

でも知っているよ

それは嘘だと

それも嘘だと


以前より君は

とても笑うのがうまくなった

どこかで発散しているんだろ

聞きやしないけど


会うだけの週末

途切れる会話

たまに家に来ても、なんだか落ち着かない

キスするときだけは忘れられる

来ない通知や

鳴らない電話も

君にとってはささいなことだ

ぼくにとっても、いずれ


食器棚の奥の、かわいいグラス

部屋で着る、ユニクロのTシャツ

会社用のブラウスも、何もかも

すべてが乾いているようだ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ