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プロローグ 中学~大学初期

 異性と話したいとは思います。

 しかし、キスをしたいとは思いません。


 異性とハグをしたいとは思います。

 しかし、裸で抱き合いたいとは思いません。


などといつの間にか思うようになっていました。

 人のことは好きになります。でも、性行為はしたくない。


「あなたのことが好きです。でも、プラトニック関係でいたいです」


という希望を通すのはとても難しいと思っていました。今も思っています。

 まぁ、誰かに言ったことはありませんが。

 だって、人として「普通」という枠組みの中にいたいのは当然じゃないですか。

 自分を主張するより、自分を偽った方が楽だし、効率がいい…………と何年も自分に言い聞かせて生きていました。

 そのために「今は恋愛よりやりたいことがある」とか「恋愛に興味がない」とか、それから友達に協力してもらって付き合っているふりなんかもしました。。

 でも、どんなに偽り、その場を凌いでも苦しくなったり、ボロが出たりするもので、結局はうまくいきませんでした。逃げて逃げて、結局は苦しくなっていきました。



 もし、もっと早く『ノンセクシュアル』という言葉を知っていれば、色々と拗らせることはなかったのかもしれません。何かが変わっていたかもしれません。




とは言っても、人生は前に進むだけで、過去には戻れません。過去を後悔するよりも、教訓にしてこれからを生きていくべきだと愚考します。

 恋愛に興味がないわけじゃない。

 でも性行為はしたくない。

 そんな世間から見たら、中途半端な価値観を持った私の自分語りを始めたいと思います。




 たぶん初めて異性というものを意識したのは中学生の頃だと思います。

 そして、性行為に対して初めて拒絶を覚えたのも中学生だと思います。

 中学校三年生の秋頃、私は告白を受けました。

 私が疎いだけなのか、それともみんなは隠れて付き合っていたのか、それは知りませんが、男女の交際をしている同級生の噂はあまり聞きませんでした。だから、うれしく思いました。

 他の人がやっていないことを、自分はやっているということに優越感を覚えました。最初はせっかくだし、付き合ってみようかな、と思いました。

 もうすぐ卒業だし、告白してきた相手とはたぶん違う高校へ行くし、めんどくさくなったら、自然消滅ってことで大丈夫でしょう、くらいの軽い感覚だったと思います。

 …………書いて思ったんですけど、中々のゲス野郎ですね…………

 まぁ、中学生の思考なんて、そのくらいじゃないでしょうか。

 最初は「いいよ」と返事をしようと思ったことを覚えています。

 しかし、恋人がやることを考えてしまいました。

 当時は保健体育の知識ぐらいしか持っていませんでしたが、それでも一通りは理解しているつもりでした。

 中学時代のOK・NGの境界線は 


 ハグ→OK

 手を繋ぐ→NG

 キス→NG

 性行為→NG



 こんな感じでしたね。

 で、そんなことを考えていたら、付き合うのは無理だな~~って、なって結局、断ってしまいました。

 はい、中学編終了…………ではないんですよね。この話はもうちょっとだけ続きがあります。

 というか、この時点では性行為が嫌だとか、そんなところまで考えませんでした。

「何となく嫌だ」と曖昧な感情でした。自分でどこが、何が、嫌なのかを理解していなかったと思います。


 それを思い知ったのは、少しだけ時間が経って、受験の一ヵ月前のことです。私は勉強に集中する為、町の図書館に通っていました。

 そこで偶然、告白してきてくれた人と会ったんですよね。まぁ、それ自体は珍しいことでもないですよ。狭い町でしたし、勉強に集中できるところって言うと、図書館くらいしか無かったんです。その人を全く意識しなかったと言ったら嘘になりますけど、特別避けてもいなかったし、近づいた気もなかったと思います。


 で、ここからが当時の私にとっては大事件です。


 勉強に区切りをつけて、あまり人が来ないお気に入りのスポットで休憩をしていたら、その人が現れました。別に驚きはしませんでした。人があまり来ないと言っても、別に隠れていたわけじゃないですし、私がそこにいることは知られていたと思います。

「勉強どう?」

「ストレス溜まるな~~」

「受験受かりそう?」

「早く終わらせたいね」

 会話はそんな感じです。お互いに告白した、振ったの話はしませんでした。そこはお互いに触れたくないんだなって思いました。そりゃそうだ!

 でも、話が長引くとそっちに話が流れると思って、私は適当なタイミングで席を立とうと思いました。

 そしたら、その人が「これあげる」と言って、千切ったノートの紙に包んだ何かを私に渡しました。

 そして、その人はどこかへ行きました。

 なんだろう? と思って私はそれを開きました。


 中には「避妊具」が入っていました。


 私はびっくりしてそれを手放して、床に落としてしまいました。

 そして、慌てて拾って、すぐに紙に包んで近くのゴミ箱に捨てました。その日はそれ以上、勉強する気になれずに逃げるように帰宅しました。

 そのような行動をした理由の半分は恥ずかしかったからだと思います。でも、もう半分は拒絶でした。

「避妊具」の用途ぐらいなら当時の私でも知っていました。それを想像したら、とても気持ち悪くなったんですよね。

 その後、何もなかったことを考えると、その方は冗談半分で「避妊具」を渡したのかもしれません。というか、多分そうだと思います。でも、直後のダメージは強烈でしたね。

 でも、その時は受験シーズンだったし、元々、何かをずっと引きずるタイプでもないので、すぐに気にしなくなりました。

 卒業まで何もなく進んで、結局、その後は疎遠になってこの話は終了です。

 もっとドラマみたいに綺麗な起承転結があれば、よかったんですけど、まぁ、現実はこんなものじゃないですかね(汗)

 というわけで、初めて性的なことに対して拒否反応を示したのはこの時だと思います。

 中学体験記はこれで終了です。



 で、高校に入ったんですけど、結論から言います。

 高校の三年間は何もなかったです!(キッパリ)

 だって、部活とゲームと漫画に夢中になっていたら、三年間が終わっていたんですもん(笑)

 無理やりエピソードっぽいものを組み込むとしたら、部活仲間と行った卒業旅行ですかね。

 夜、猥談で盛り上がっていたんですけど、なんだか今までの猥談とは違っていたんですよね。

 今までは想像・妄想で盛り上がっていたのに、一人が体験談を言い始めたら、そこから経験済みの人たちが体験談を言い始めたんです。それを私は笑ったり、突っ込みを入れたりしながら、聞いてました。

 で、その時、経験を済ませていた人たちが口々に「価値観が変わった」とか「心に余裕が持てるようになった」とか「すごい幸福感」とか言っていたので、性的なことについて、考えるようになりました。


 で、思いました。あ~~、私たちもそんなことをする年なんだな~~って。


 よし、大学に入ったら、恋人を作ろう、って思いました。

 性行為への拒絶がまったく無くなったわけじゃなかったですけど、この時期は興味の方が勝りました。

 後は私自身の性格でしょうか。

 とりあえず、やってみたかった。誰でもよかった(ゲス野郎再発)

 チャレンジ精神って大切ですよね!(自己弁護)


 で、大学生になってから運も良くて、恋人が出来ました。

 それで、初めての性行為もやったわけです。あんまり生々しいことは書きたくないので、ふわふわした感じのことを書かせて頂きます。

 結論、初体験は緊張しましたけど、確かに今までの人生にはなかった経験で、なんだか幸福感と優越感を味わえました。初体験の次の日もやりたくなりました。というか、ソロプレイを何度もやっちゃいましたね。我慢ができませんでした。なんだか、麻薬中毒みたいですね。麻薬はやったことがないですけど!

 中学の時、逃げたことをこうもあっさり達成して、拒絶の気持ちも強くはなかったですね。だから、中学生の時は子供だったから拒絶しただけなんだな、って思いました。

 これからは普通に大学生活を楽しもう、目指せリア充! ってなりました。


 完結………………しませんよ。


 まぁ、ここまでがプロローグですかね。

 それでは本編に入りまーす。



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