手乗りネコ耳少女観察日記18 2015年2月7日
純白の手乗りサイズのネコ耳少女、ナズナに出会って今日でちょうど1年。
初めは食べるものさえ分からずに右往左往していたが、今ではスズナも迎え、不自由なくにぎやかに暮らしている。
そこで、誕生日、というわけではないのだが、ちょっとしたパーティーをしようと思っている。
最初はサプライズにしようかとも思っていたのだが、それだと意味が分かりにくいかもしれないと思いなおし、今はナズナとスズナ、3人でケーキを作っている。
本当はスポンジも自分で焼きたかったのだが、今回は成分を気にしつつの市販品で済ませた。
「あんた達が出会って今日で1年、ね。よくここまで続いたわね」
まったく先が見えない日々が、いつまで続いていくのか。それはいまだに分からないし、知らない方がいいのかもしれない。
「何1人で物思いにふけってるのよ。ほら、上にフルーツのせるの、手伝ってよね」
体の大きさ的に苦戦しているナズナとスズナを手伝い、ケーキを完成させる。
…………そういえば2人とも甘いものは好きだったな。
「ん? まぁね~。特にこれといって理由なんてないんだけど、強いて言えば物珍しさ、かな」
…………物珍しさ、か。
「…………しゃべりすぎたわ。忘れて。そんなことより、食べましょ?」
ケーキを切り分け、3人で食べる。
相変わらずナズナはスズナよりもよく食べる。
「にしても、出会って1周年を祝うなんて、まるで恋人かなんかみたいよね……って悪かったわよ! ちょっと、たたかないでって!」
今日もナズナとスズナは仲がいい。
「言ってないで助けてよ!」
何気なく窓の外を見てみると、雪がちらつき始めていた。この後3人で外に出てみるのもいいかもしれない。
「ちょっと!? 無視しないでくれない!? それと! あんたもいい加減離れなさいよ! 悪かったって!」
結局あの後、ナズナはスズナから離れる事は無く、というより余計にべったりとくっつき、そのまま外に出るわけにもいかないので眠るまでずっと窓から外をちらつく雪を見ていた。
もしかしたら明日は積もっているかもしれない。
もし積もっていたら、あの公園へ、一度スズナも一緒に行ってみよう、そう考えながら眠りに就いた。
遅くなってしまい、すいませんでした。
活動報告に書かせていただいたように、最近少しスランプ? 気味です。
ですので、今回以降の投稿作品はしばらくおかしな点等が増えるかもしれません。
しばらく見守っていただけますと幸いです。




