表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日常トリム  作者: つぶやきこごえ&九月十夜
十一月
105/130

NoName(11)

   ◇



ラジオが終わり、辺りがまた静かになる。寂しがり屋な後輩も、気持ちの整理がついたようだ。

「邪魔、しちゃったかなぁ」

卒業なんてまだまだ実感なくて、ねこくんとまだまだ騒ぎたくて乱入しちゃったけど、彼としてはお別れラジオだったようだ。私達卒業メンバーよりも現メンバーの方が私たちの引退を強く感じていて、優柔不断で弱気なねこくんは自分なりのやり方で決意を示してくれた。でも、これは決してお別れなんかじゃなくて、パーソナリティからリスナーになるけれど、今ではWeb上でだってラジオが配信出来る世の中なのだ。

今まで通りずっと繋がっていられる。そう考えると、やっぱりラジオって素晴らしい。

大きく背伸びをし、大学が用意してくれた寝部屋へと移動する。最後にもう一度だけスタジオの方へ振り向き呟いた。

「またね」

そう。また次のラジオの配信日までは、さようなら。


オマケに続くかもしれません

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ