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人生幸朗のパラドクス

作者: でんでろ3

 昔、西の国に、人生幸朗という万能のベテランつっこみ芸人がいた。


 彼は、正しいことを言った人間には、「当たり前のことを言うな!」

と、つっこみ、間違ったことを言った人間には、「わけの分らんことを

言うな!」と、つっこんだので、誰にでも、つっこめた。


 しかし、あるとき、一人の若手芸人が、一計を案じた。


 彼は、「私は、『わけの分らんことを言うな!』と、つっこまれるで

あろう」と、言ったのだ。


 もし、彼の言ったことが、正しいとすれば、人生幸朗は「当たり前の

ことを言うな!」と、つっこまなければならず、それでは、彼は、間違っ

たことを言ったことになる。


 しかし、彼が、間違ったことを言ったとするならば、人生幸朗は「わ

けの分らんことを言うな!」と、つっこまなければならず、それでは、

彼は、正しいことを言ったことになる。


 しかし、人生幸朗は、間髪置かずに言った。

「わけの分らんことを言うな!」



                             おわり





  注、このエピソードは完全なるフィクションです。


っていうか、その前に、皆さん、人生幸朗師匠のことはご存知ですか?

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