半月の糸、繭のうた
星が見えない夜空には
半月朧に灯っています
その横顔はみつめています
うたという片道切符でゆく星を
それだけで、、なにもいらないというように
夏の短き夜に吐かれゆく
蚕の糸、光の糸、優しい時を絡めながら
紡がれてゆく、寄せては返えす夢のよに
少しずつ少しずつ満ちゆく心
半月あなたを見上げています
そのくちびるから吐かれゆく糸は
包み守る糸 優しさの糸
心は満ちる繭の中
月灯りで満たして睡ろう
半月あなたを見上げています
ありがとう。。ありがとう。。
その横顔は満ちてゆく
その横顔は満ちてゆく
少しずつ少しずつそのくちびるから吐く糸で