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事務所についてと朝食と

前回のお話

別荘が開かないため開錠をアディラ・グレースに依頼されたリアムとコーク。

2人はこの依頼をどうしていくのか?

「開錠ねぇ…まぁは初めてではないなぁ」


「リアムさんは…大体のこと出来ますもんね…料理が壊滅的なくらい…」


「いやぁ、事務所吹っ飛ぶかと思ったよね〜」


ヘラヘラと爆弾発言を投下するリアム。コークは呆れ果てていた。


「2度と!リアムさんには料理器具を持たせないです!」


コークはそう言いながら、コト、コトと料理を並べていく。事務所を吹っ飛ばしかけたリアムに料理器具を持たせないためにコークが毎食作ることになっていた。


「…お食事は結局リアム様ではなく…?」


「事務所吹っ飛ばされるなら、僕が早く起きて作っていく方がマシかと思いまして」


呆れながらコークは言う。


テーブルに並べられた食事は何とも言えない香ばしい香りが漂う。


カリカリに焼かれたベーコン、目玉焼きの黄身はプルプルと揺れている。きっと、ナイフを入れれば、とろりと黄身が出ることだろう。ふわふわのパンからも良い匂いがした。アディラが普段口にしているパンからは漂ってこない独特な良い匂いだ。パンをじーっと見ていたアディラに気づいたコークは説明をする。


「これは米粉のパンです。リアムさん小麦アレルギーじゃないんですけど、小麦が入っている物避けるんですよ。」


「なんかね、嫌なんだよねぇ」


もぐもぐと食事を口に入れていくリアム。


「リアムさんデザートは?」


「ん、いただくけど、その前に話を聞こうか。」


フォークでアディラを指名するリアム。


「あ、え?」


戸惑うアディラ。


「いや、そんなに戸惑わなくていい。私たちが開錠した後とか君の身近の人の話が聞きたいだけだ。」

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