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長年の憧れ!さっぽろ雪まつり~ウポポイ(民族共生象徴空間)  作者: 夏目 碧央


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チョコレートの歴史

 チケットを買って進んでいくと、ロッカーがあった。無料で利用できるらしい。何か入れようと思い、空いているロッカーを開けてとりあえずチラシを置き、どれを置いて行くかを考えた。私は今、ポシェットとエコバッグを持っていて、エコバッグの中には例によってマフラーや手袋などの防寒具が入っている。普通に考えれば、このエコバッグを置いて行くだろう。しかし、この施設には中庭がある。どうも、中庭にも人がけっこう出ていて、ここも鑑賞対象のようだ。だとすると、防寒具を置いて行っては寒いということもあるのでは。そう考えると置いて行けない。チラシは置いて行かれるが。あと、今もらった1枚の白い恋人と。でも、それだけ入れていくのはちょっと。取り出すのを忘れて帰ってしまうかもしれない。というわけで、開けてみたものの、やっぱりロッカーを利用するのは辞めた。

 さて、順路に沿って進もうと思ったら、いきなりこの建物を出された。向かい側にある建物に入るらしい。チラシと一緒に渡された紙が「白い恋人パークMAP」だという事に気づき、見てみる。MAPというよりも表みたいなものだが。

 有料エリアと無料エリアがあるらしい。今チケットを買ったのだから、早速有料エリアに行ってみよう。お城のような建物の扉を開け、中に入る。あまり入って行く人がいないのは何故だろう。チケット売り場には列が出来ていたのに。

 チョコトピアという所に入った。アンティークな感じの部屋、と言ってもいわゆるテーマパークの控室のような場所に出た。よく、大勢が一時的に待機させられるようなスペースだ。壁には有名な絵が何枚も飾ってある。フェルメールやゴッホ、セザンヌ、スーラ、ムンク。なぜ絵があるのだろう。絵の年代も微妙に合ってないし。ん?よく見たら、ムンクの「叫び」だと思ったものが、人ではなく熊?パロディ?

 まあいいや。次へ行こう。階段を上って行く。階段の壁にも絵が。そして、動く猫の映像が。

 そう、ここではVR技術などを使用した映像が見られるらしい。テレビで観て、行ってみたいと思ったのだ。

 階段を上って入った部屋は、アンティークな広い部屋。シャンデリアに赤っぽい絨毯。古そうな家具調度品。部屋の中央には暗幕が開けてある状態のスクリーンがあって、スクリーンにはカーテンと文字が映し出されている。「チョコレートはしあわせの魔法」などと書かれている。ちょっと見ていたが、特に映像が変わるわけではなかった。

 次の間へ入って行くと、噴水のある中庭っぽいところに出た。天井にはバチカンとかにありそうな天使の絵。肖像画が壁に何枚か貼って……いや、映し出されている。噴水は青い照明で照らされている。

 そして、ベンチがあり、観客が座っている。どうやらこれから何かが始まるのを、座席に座って待っている様子。スタッフの人が奥へ詰めるようにと促す。撮影が禁止だとか何とか、しゃべっている最中だったようだ。

 私も奥の方へ行った。ベンチは空いていないので、その後ろに立った。これから「博士」がチョコレートの歴史を教えてくれるのだとか。スタッフの女性が、博士を呼ぶ為に自分と一緒にレバーを倒して欲しいとか何とか言っている。すると、やりたい!と勢いよく手を上げた女性がいて、ちょっとタイミングが合わなかったけれど、レバーが倒され、博士の映像と声が出てきた。観光客は外国人も多く、スタッフは英語も交えて説明していた。そして、博士の話と映像が始まった。

 映像はスクリーンになっている壁に映し出され、英語字幕も出ていた。そこは2階分の高さのある広場になっていて、2階の壁に動く映像、1階の壁に字幕が出ていた。多分。何せ撮影は禁止だったので、記憶のみを頼りに書いている。

 実は、チョコレートの歴史は何度か学んだ事がある。最初は上野の科学博物館で昔やっていた「チョコレート展」で。あの時はまだ小学生だった息子2人を連れて行き、自分がチョコレートの材料になった気分で何かをくぐったり跨いだりして、最後には自分の顔が板チョコの絵になっているような写真(つまり、でっかい板チョコ型の板で、真ん中が繰り抜かれているところに顔を出し、写真を撮ると、まるで板チョコのパッケージに自分の写真が載っているように見えるやつ)を撮ったりして、最後にカタログまで買ってきたのだった。それでもう、チョコレートの歴史や作り方はバッチリ勉強したのだが、その後もどこかで見たし、またここでも。

 しかし、この映像は、作り方というよりは誰が最初に作り方を発明したか、というのがメインだった。そうか、そのチョコレートが発明された頃のヨーロッパの装飾なのだな、ここは。

 最初、チョコレートは飲み物だったが、手軽に食べられないかと固められたのだとか、それも偶然機械を止めるのを忘れて練りに練った結果で出来たとか、色々興味深い話だった。最初は苦くて、ミルクを入れる事を思いついたとか。そうそう、ここは観客にクイズが出され、食べやすくする為に入れた物は何かという三択問題だった。その選択肢はミルクと粉雪と、あと何だっけな。それぞれ自分がこれだと思うものに手を挙げたのだが、粉雪を選んだ人も何人かいて、スタッフさんが

「ロマンティストですねー。」

と言っていた。あ、私はミルクに手を挙げた。ミルクって、羊のお乳だったかなぁ。

 さて、その映像が終わったら、写真を撮ってもいいと言われ、パチパチと撮りつつ、また後から来た観客に席を譲り、我々は螺旋階段を上って上の階へ行った。

 上の階には、ガラスケースに入ったカップなどが展示してあった。あまり興味を示さずにさっさと行ってしまう人が多く、私は1人でゆっくりと見ていった。カップはチョコレートと関係があるのかないのか、よく分からない。これでチョコレートを飲んだという事なのか、それともお茶やコーヒーを飲んだのか。説明はなかったと思う。

 しかし、リモージュやセーブル、マイセンなど、聞いたことのある生産地名が。日本で言うと久谷とか有田とか、そんな感じ?カラフルで、きらびやかなカップ、ポット、入れ物が並んでいた。写真に撮ると自分がガラスに写ってしまう。だからあまりSNSには載せられない。でも、後で自分が見返す分にはさほど問題ない。作者不明の物もけっこうあった。「UNKNOWN」と書いてある。それがまた良かったりする。作者不明でも、良かったから購入したのだろうな。和風柄の箱もあった。これもUNKNOWNだ。1900年フランスと書いてある。フランスにあったものなのね。

 チョコレートの包み紙の展示もあり、何でも歴史になるのだなあと思った。そして、なぜか急にチョコレートの作り方を写真とひらがな中心の文字で説明したボードが並ぶところに出た。小学生用と見た。でも、何となく全部写真に収めてしまった。だからうちにはチョコレート展のカタログがあるのに。

 ここで夫からLINEが来た。家族LINEにビール博物館の外観の写真と、ビールの3種飲み比べの写真を投稿している。もう飲もうってか。でも、食後だしこんなに飲めるかな?後で聞いた話では、制限時間30分と言われて、こんなに飲めないよーと思ったそうだ。私もビール工場の見学に行った事があるが、食後に行ってしまったのが大間違いだと思った。3杯まで飲んでいいと言われても、制限時間もある中で、絶対に無理だった。1杯がやっと。でも飲み比べたいしで……どうしたんだっけな。お酒がほとんど飲めないという友達から、1口2口だけもらったような気もする。


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