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GAIAS-ガイアス【帝国からの独立】  作者: nanayoshisekai
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二十二章

エメラルド・ワックイーンは医者であって医者でない。アガティール帝国で生まれ両親ともに医者である高貴な家庭に生まれた。アガティール帝国が今の皇帝パーディアになる前10代くらい前から医療技術というものは格段によくなり人々の生活の質は向上した。ちょうどその頃からインターネットという情報のやり取りも生まれるようになった。ワックイーンは両親の教育の下、医者になるように運命づけられ子どものときから本人もそうなるものだと思っていた。しかし18歳を迎えた頃、アガティール帝国は自分勝手に生きる国民で溢れるようになった。戦争に勝ち続けていたからだ。そうなると倫理の問題もまた軽視されるようになった。一番のきっかけがあった。一部の国民によって精神医療が過度に苛烈を極めるようになった。彼らは向上した生活の質の恩恵を受けながらも志向はpasteurizedされていって、より無菌的生活を送りたがるようになった。彼らは穢れを嫌い、良質な菌は土壌を豊かにする事実を知らないまま社会から知的障害や精神障害を持った国民を隔離し自分たちと関わらないようにシステム作りを始めてしまった。医者は障害だと決めつけると国から高い報奨金を貰うことができる。そうして医者は腐敗の温床となった。一部の裕福な人間は上位2%である。そういった人間は菌がない生活を大いに満喫し楽しみを追求した。こうした社会で不満が高まったのはある意味当然のことである。障害者たちは直接は言えないものの不満を心に溜めていたのだ。彼らはネットを心の糧としネットに居座り居場所を求めた。こうした社会状況の中でワックイーンは医師免許を取得した。しかし彼女の行動は早かった。取得したものの医者の道には就かずなんと生活保護を受給したのだ。彼女の生活は最底辺を見事に実現していた。生活は切り詰め(そうしないとお金が足りない)基本的に家からでないで過ごした。それでも彼女は毎日の食事だけはちゃんと作って裕福であることを心に思ったものだった。これらは現状の社会に対する抗議として行ったものだ。そういった生活を4年過ごした彼女は最底辺の生活がどういったものでどうして社会に階層ができるのか富が集中するのかなどについて身をもって体感した。彼女はその傍ら普及したインターネットにも手を出した。すべては抗議のためである。生活の様子を動画にとりタイトルには「医師免許持っています」と主張したから啓蒙運動に入った。視聴者たちは医者が生活保護を受けていることに衝撃を受けたらしく次第に登録が増えていった。彼女の行動は身をもって体感したことから心の動きが生まれている。ワックイーンは障害者に同情をし切り詰める生活がどれだけ大変かをわかっていた。どうして国民が生活保護を受けたらがらないのかもわかっていた。そんな生活をしたくないからである。それでもそんな生活をしなくてはいけない人達がいる。ワックイーンはは動画収益で得た収入を動画内で報告し動画の視聴者に寄付をする活動を始めた。コメント欄で募集をかけコメントした人に連絡を取り送金した。数が多くなる前にお金を貰いたい視聴者はコメント合戦を繰り広げた。ああ醜いな。そんなことを思ったがお金が人をおかしくさせることは重々承知だった。そんな中で活動を続けていく内に動画サイトから盾が送られてくる。褒賞は人生に区切りをつけ心の着地点を生み出す。同時に安堵感を生じさせ癒やしとなる。ワックイーンはこれを最後に動画活動を終了し寄付もやめてある意味で伝説となった。医者なのに医者にならなかった女、エメラルド・ワックイーン。彼女はその五年後マイノリティーから強い支持を受け役人となった。

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毛が生えてくることを医学的に理由を探しても答えは出てこない。毛は宗教学的な理由から生えてくるものだ。答えは人類の歴史から見てみる必要がある。原始人は例えば毛に覆われていた。そして中世。中世においては人の毛はどうであったかは知らない。ただ中世辺りから人は森を大きく切り開くようになった。毛とは森である。特に陰部。また足に生える毛も森である。小なるものと大なるものは対応している。人間と地球。相互に作用している。人間が森を刈り続けることで人間の生活の質は向上した。現代になりより高い美を求めるようになると人間は体毛すら刈るようになっていく。

森はもう既に刈る必要性はない。現代に医療脱毛が登場し遺伝的に刈り続けた個体が増えれば毛を剃らなくてもよい人間もまた増えていく。

ヒゲは男性にしか生えない。刈ることは男性の役割なのだ。森も同様だった。森林を切り開くのも男性だった。ヒゲのように毎日刈ることが必要なものは目的性を育む。毛というのは人間にやることを与えている。目的性は社会を乗算で加速させる力になり

そのために動物にも毛があるのだ。毛を加工する際ひと手間かかる。やることが増えれば社会は加速する。

鼻毛は少々宗教的である。

鼻に毛が生えること。鼻とは「しゅう」である。鼻はしゅう教的である。鼻毛が生えることはまだ社会に迷信やその他類が蔓延していることを示している。現代になり多くに人が羞恥心から鼻毛を手入れするようにはなった。それとともに迷信は一掃され科学的思考が席巻している。まだ人類が中世だった頃、迷信は信じられておりそのとき人は鼻の手入れはしていないだろう。だからこそ毛は音読みでもうとも読み、人は迷信をもう信していたのだ。何も見えない状態はまさに盲目であるのだ。


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